テイラー・スウィフトの怒り「『女性は永遠に若くあれ』なんてあり得ないスタンダードだ」

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 たとえば、綾瀬はるかは、溌剌とした先輩の姿に勇気をもらって、それまでは否定的に考えていた年齢に対する考え方を改めたと語っている。

 綾瀬は3年前の「VOCE」(講談社)のインタビューで、<実は怖かったんです、30歳になるのが>と語り、家族などから結婚や出産へのプレッシャーを受けて落ち込んだ過去があることを吐露した一方、周囲にいる先輩たちの姿を見たおかげで元気を取り戻したと語っている。

<だけど誕生日が過ぎて少し経つと、30代ってまだまだ若いし、私は楽しく生きてるんだから大丈夫、と前向きな気持ちに変わったんです。そして今は、歳を重ねることがすごく楽しみ。周りに素敵でキレイな40代、50代の方がたくさんいるから、より希望を持てるのかもしれません>

 長澤まさみも「30代になること」への否定的な空気を蹴飛ばすような発言をしている。「ケトル」(太田出版)2018年4月号のインタビューで、30代に入った感慨を<今までは長い助走期間で、30歳になってやっと人生の本番が始まった。そういうふうに感じている>としたうえで、このように語っているのだ。

<30代になって、とにかくずっと楽しいんですよ(笑)。以前よりも広い視野で物事を見られるようになったし、心にもゆとりが出てきた。仕事と日常のバランスは今が一番いいですね。多分、20代の頃は余計なところにずっと力が入っていて、それでくたびれてしまっていたと思うんです。30歳、40歳を迎えた先輩方が『今が楽しい』と言っていた理由が、自分がなってみてわかりました>

 30代に入るということは単なる人生の通過点に過ぎないし、しかもそれは、まだまだ「助走期間」が終わった程度のものだ──そうした考え方を語っていくことは周囲に前向きな力を与える。

 ちなみに、テイラーは「ELLE」のインタビュー冒頭で、<私は人々が「あなたの30代は“一番楽しい!”というものになるよ」と言うのを聞いてきました。だから、これから確実に、それについての私の考えをお届けすることになるでしょう>と宣言している。

 インタビューなのか、インスタグラムのポストなのか、はたまた楽曲の歌詞なのか、来年以降いずれかのかたちでテイラーから「30代になること」に関するメッセージが届けられるだろう。

 その言葉が多くの人々に勇気を与え、さらに、「加齢は罪である」というあり得ない規範がまかり通っている社会を変えるものであってほしいと思う。

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