アマゾン「Amazon Go」は日本のコンビニ24時間労働を改善するヒントになるか?

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 また、アメリカで議論されているように、完全なキャッシュレス化をしてしまうと、スマートフォンを持っていない人やクレジットカードなどのキャッシュレス手段を持たない人たちを排除することになってしまう。日本は諸外国に比べてキャッシュレス化が遅れているため、排除される人たちも多いのではないだろうか。

 それではAmazon Goは、まったく日本のコンビニにおける労働環境を改善するヒントにはならないのかというと、そうでもない。

 というのは、同店舗の営業時間の短さは参考になるからだ。米国のAmazon Goは24時間営業をしていない。たとえばシアトルの1号店は午前6時から午後9時までしか開いていない。しかも、1週間すべての日を営業しているのは10店舗中2店舗のみで、ほかの店舗は休業日がある。このうち6店舗は土日が休業だ。日本でも、オフィス街のコンビニは土日を休業にするか、営業時間を短くできるのではないだろうか。それ以外の店舗も、ほとんど客が来ない深夜から早朝までは閉店しても支障がないのではないか。

やはり目が離せないAmazon Go

 以上のように、大変注目されているAmazon Goだが、その仕組みが日本のコンビニの労働環境改善に直結することはなさそうだ。ただ、いずれAmazon Goが日本に進出してくれば、少なくともオフィス街などの都心部ではコンビニの強力な競合相手になる可能性は高い。

 また、Amazon Goのシステムでは、一度手に取った商品を買わずに棚に戻すといった行動まで追跡しているため、興味は持たれるが購入に至らない商品などのデータも集めることができる。

 これにより、従来のPOSシステムでは得ることができなかった消費者の行動を解析できるようになるだろう。ただ、いずれにしても日本のコンビニは変革の必要性に迫られている。Amazon Goの今後の展開が注目される。

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