
BTS JAPAN OFFICIAL FANCLUBホームページより
昨年は『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』『LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’』により2作連続で米ビルボード総合アルバムチャート1位を獲得するという快挙を成し遂げたBTS。
今年に入ってからもBTSの勢いは止まることなく、第61回グラミー賞にプレゼンターとして登壇するなど、国際的なスターとしての地位を完全に確立しつつある。
BTSは4月12日にミニアルバム『MAP OF THE SOUL:PERSONA』を発売する予定だが、この作品は予約段階の現時点ですでに260万枚以上の売り上げを記録しているという(IRIVER調べ)。
また、5月からは、アメリカ、ブラジル、イギリス、フランス、日本を回る世界ツアー「LOVE YOURSELF:SPEAK YOURSELF」が始まる。
このツアーでは、イギリスのウェンブリー・スタジアムや、ロサンゼルスのローズボウル・スタジアムといったキャパ9万人規模の超巨大スタジアムの公演が予定されているのだが(東京ドームは収容人数5万5000人)、現状で予約が始まっている会場はすべて売り切れになり、ウェンブリー・スタジアムにいたっては追加公演まで決まったと報じられている。
BTSは解散危機にあった
「“原爆Tシャツ”騒動で『NHK紅白歌合戦』のBTS出演は取り消しか?」などと騒いでいた日本のメディアのことが恥ずかしくなるような規模の成功をおさめているわけだが、実は、その裏でBTSが「解散危機」にあったということは、あまり話題になっていない。
それは、メンバー自身の口から語られていることだ。
その発言があったのは、2018年12月14日に香港で行われた「2018 Mnet Asian Music Awards(MAMA)in HONG KONG」でのこと。
MAMAで「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を獲得したBTSは、舞台上でメンバーひとりずつARMY(BTSファンの総称)への感謝をスピーチした。
J-HOPEは涙で言葉を詰まらせながら受賞を後押ししてくれたファンへの感謝を述べるなど、感動的な場面が続いていたのだが、スピーチのトリを飾ったメンバー最年長のJINの言葉はあまりにもショッキングだった。
<今年を振り返ると、僕たちは年の最初から精神的に辛い思いをしていました。僕たちの中で、解散することも考えました>
<でも僕たちが体制を立て直して、よい結果を出すことができて、本当によかったです。僕を立ち直らせてくれたメンバーに感謝します。そして僕たちを愛してくれるARMYたちに感謝します>(ニュースサイト「KPOP monster」より)
これを聞いたVはその場で嗚咽しながら号泣し、ジョングクに抱きかかえられる。そして、そのままメンバー全員で輪になって肩を組み合うのであった。
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