あなたの親の財産、意外とあるかも? 相続税逃れのためだけでない「生前贈与」のやり方

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お金を動かす意義

 ①の基本贈与は110万円まで非課税なのに対し、②から⑥はもっと多くのお金を非課税で受け取ることができる仕組みになっていました。

 なぜこんなにも多くの贈与があるのでしょうか? もしも、これらの制度を「相続税を逃れるため」だけに利用された場合、こんな制度を作った国は、税金をもらいそびれるだけです。

 国の狙いのひとつは、高齢者の眠っているお金を次世代に動かし、経済を動かす力にすることなのだと思います。これが成功していれば素晴らしいのですが……今はまだ、そこまで機能していていない印象があります。

 そこそこお金のある親の子は、これまた堅実かつお金に困っていない場合も多く、せっかくお金を受け取っても、もらったお金や贈与により浮いたお金を使おうとしない傾向も見られます。これでは、高齢者から次世代に預貯金の名義が変更されただけで、かつ、国は将来の相続税収入は下がるのみ。良かったのはお金をもらった人だけなのです。

 制度として広く意義あるものとするためには、周知を図り利用者を増やすこと、同時に、受け取った人が消費や投資にいかにお金を回していくかも非常に重要なのです。

 実際にお金を受け取った人は、ぜひ「使う」ことの尊さも考えてみてほしいと思います。

※2019年3月25日現在の法令で記載しています。
※実際に制度を利用する場合は手続きが必要な制度が大半なので税務署にご相談ください。

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