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東京ディズニーは玄人しか楽しめない? 春休み大混雑、複雑なシステム化

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東京ディズニーランドステーション(「Wikipedia」より/掬茶)

 学生の春休みである3月、東京ディズニーリゾートは大いに賑わっている。どのアトラクションも100分以上のスタンバイはザラで、「ディズニー・ファストパス(以下ファストパス)」の発券も午前中の時点ですでに閉園間際の時間指定になる混雑ぶりだ。

 3月25日まで開催された東京ディズニーランドの35周年記念イベント「ハピエストセレブレーション」の終了とともにミッキーマウスの「顔が変わる」と予告されていることから、ミッキーと記念撮影を出来るスポットは終わりの見えない行列になっていたという。次のイベントは4月4日から、「ディズニーイースター」だが、新しい顔のミッキーと記念撮影をしたいゲストもまた大勢訪れるだろう。

 さて、東京ディズニーリゾートはこの喧騒をどう受け止めているのか。おりしも、今夏より「ファストパス」のスマートフォン取得を導入することが発表となった。

 そもそも「ファストパス」とは何か? 頻繁にディズニー施設を訪れる“通”には常識だろうが、数年に一度行くか行かないか程度の客にはそれ自体、よくわからないシステムかもしれない。

 「ファストパス」は東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの人気アトラクションごとに設置されている、優先入場ができる券だ。利用客は各アトラクションの付近にあるファストパス発券所で「ファストパス・チケット」を発券し、チケットに記載されている利用時間になったらアトラクションのファストパス用入り口から入場する、というのが利用の流れ。発券費用は無料だ。

 ただし、ひとつのアトラクションのファストパスを取得後、次のアトラクションのファストパスを取れるまでには一定の時間(2時間)がかかる。また、せっかくファストパスを発券しても、記載時間がすでに夕方以降で「帰宅する時間にはもう間に合わない」というケースもある。ヘビーなディズニーユーザーは、緻密な計算を立てて効率よく多くのアトラクションやショーを回っているようだ。

 そんなファストパスは人気アトラクションに乗るために長時間並び続けなくてよく、時間を有効に使えるのが利点とされてきたが、大前提としてファストパス発券のために並ばなければならない。人気アトラクションの発券は午前中~昼すぎに終了してしまうことも多いからだ。ファストパスをいち早く入手すべく、開園と同時にゲストが続々ダッシュする光景は、今やおなじみのものとなっていた(本来、パーク内を走ることは危険であるとして禁止されている)。

 ファストパスをスマートフォンでも取得できるようになれば、少なくとも“発券所で並ぶ”という手間は省けるだろう。とはいえ、スマートフォンを持たないゲストもおり、発券機での配布も続けるという。

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