NGT48前支配人とファンの「私的領域でのつながり」はもはや隠蔽不可能!!

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山口真帆公式Instagramより

 3月21日に株式会社AKSはNGT48暴行事件に関する第三者委員会の調査報告書を公表。翌22日に松村匠運営責任者兼取締役や早川麻依子NGT支配人らが新潟市内で会見を開いた。

 この会見中、沈黙を保っていた暴行被害者の山口真帆がツイッターを更新し、<私は松村匠取締役に1月10日の謝罪を要求されました>とツイート。さらに<なんで嘘ばかりつくんでしょうか。本当に悲しい>などとリアルタイムで反論を繰り出したことで、会見場の記者たちの質問はヒートアップした。

 松村氏は「謝罪の強要はしていない」「私がアレしたものではない」などと否定したが、山口真帆本人による反撃に明らかに動揺しており、醜態を晒した。記者会見は騒動の収束を図るどころか、まさに火に油を注ぐものだった。

 調査報告書及び会見では、ネットで噂となっていたメンバーとファンの「つながり」(私的領域での接触)について言及。「事件そのものにNGT48のメンバーが関与した事実はなかった」としつつも、一方で「数人のメンバーがファンとの『つながり』(私的領域における接触)があったとして自ら申告している」とするほか、メンバーの事情聴取では山口真帆を除く全41人中36人のメンバーからファンと「つながり」を持つ12人の個人名が挙がったことを報告している。

 これだけでもアイドルグループとして致命的なスキャンダルだが、運営の管理責任が大きいとしてAKSは12人のメンバーを不問に付すとしている。

 しかし、調査報告書では事件の本質ともいえる肝心な“ある疑惑”については、いっさい触れられていなかった。

NGT前支配人と特定ファングループの「つながり」疑惑は調査対象外

 事件の発覚当初から、ネット上では、NGT48の元劇場支配人の今村悦朗氏と犯行グループであるファンの「つながり」が強く疑われていた。今村氏が特定のファングループと個人的に関わりを持ち、劇場公演の最前列席を優遇したり、ファンイベントに優先的に招待したりしているのではないか、という疑惑が持ち上がっていたのだ。

 その証拠となり得る動画や画像も流出していたほか、今村氏以外のAKS幹部と特定のファンとの親密さをうかがわせる飲酒写真もあった。しかし今村氏は事件当時の劇場支配人として説明義務を果たすこともなく、AKSに匿われた。

 このことについて、第三者委員会の報告書にはまったく記載がない。記者会見では、今村氏を含む運営側とファンの交流疑惑にまつわる記載がないことについて、松村氏に直接質問をぶつけるメディアもあった。松村氏の説明をまとめると以下のようになる。

・報告書では「つながり」の範囲が曖昧であり、道端で声をかけるようなことも含まれている
・普段の日常生活の中でやはり自分を律し、そういう本当に誤解を受けるような行動を慎まなければいけない
・証拠となる写真などについては把握できておらず、後ほど調査したい

 これでは、何も回答していないに等しい。なぜ、この重大な疑惑をまるごとスルーしたのか甚だ疑問であるが、単なるネットの噂として取るに足らないものという認識だったのだろうか。

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