
「Getty Images」より
新しい年度になり、お子さんたちは入園・入学したり進級したりで、新しい環境になったことと思います。しばらくはその環境に慣れるのに精いっぱいで毎日があっという間に過ぎますが、疲れてきたころに風邪を引くこともあるでしょう。
すぐに子どもを連れて病院へ、という方もいれば、「風邪ぐらいですぐに病院に行ってもいいものなの?」「軽い症状で行ったら、お医者さんに怒られるのでは」と躊躇される方もいるでしょう。どうなった時点で小児科にかかったらいいでしょうか? 状況別に解説します。
感染症かな? と思った場合
出席停止になるような感染症は、「そうかな?」と思った時点ですぐに受診をしましょう。すぐといっても夜中や朝方に行くのではなく、日中の診察時間のほうがいいです。
おたふく風邪、水ぼうそう、はやり目(流行性角結膜炎)といった、移りやすく症状も重い感染症は、登園・登校していいという基準を満たすまで人が集まるところに行ってはいけない、という決まりがあります(学校感染症 出席停止の基準 )。
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麻疹、風疹、みずぼうそう、おたふく風邪は、発症した人との接触が72時間以内ならば、ワクチンを受けることによって発症を防げることがあります。このようにワクチンがあるものについては急ぐ場合があるので、「いつ受診すればいいんだろう?」と迷ったら、かかりつけなどの小児科に電話してみましょう。
実際にその感染症かどうかは診てもらわないとわからないので、受診するかどうかを問い合わせるのではなく、その感染症の可能性があることを伝え、もしそうだったらすぐにワクチンが打てるかを相談します。