犬も花粉症に苦しんでいる! 皮膚を擦り付ける、顔を掻きむしるなどの症状

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 ペットの花粉症の症状として最も多かったものは犬・猫共に「くしゃみをする」だった。また、花粉症の症状は「特になし」と答えた犬飼育者は43.2%、猫飼育者は57.3%ということから、犬の方が猫よりも花粉症の症状が見られる割合が多いことが窺える。完全室内飼いの多い猫よりも散歩で外に出る犬の方が、原因となる花粉が皮膚についてしまう機会が多いということが理由と思われる。

 ただ、花粉症にかかっている犬オーナーの場合、飛散量が多い日は散歩を控える傾向にある。

 ペットの花粉症を知っていると答えた人にどんな対策をしているかと聞くと、「特になし」が最も多く、具体的な項目として最多だったのが犬飼育者の「家に入る前にブラッシングや身体を拭くこと」だった。猫の場合、散歩に連れて行くことはほぼないと思われ、猫飼育者の具体的な対策としては「空気清浄機を使うこと」が最も多かった。

 一番傍にいる飼い主だからこそ、ペットの異常にはいち早く気づきたいものだ。

犬の花粉症は、特に皮膚に症状が表れやすい

 目や鼻に顕著な症状が表れる人間の花粉症とは異なり、犬の花粉症は、特に皮膚に症状に表れやすく、皮膚のそう痒(かゆみ)、発赤、膨疹などが顕著な特徴だ。

 鼻水やくしゃみ、涙なども症状としては出るが、体を壁や床にこすりつける、顔を掻きむしる、目の周りの毛が抜ける、皮膚が赤くなる、口、ワキ、腹、脚の関節周りに湿疹や発赤がある、外耳炎になる、掻いた跡が膿むなどが主症状になる。こうした症状がある場合は動物病院への受診をお勧めする。

愛犬の花粉症を疑ったらまずは検査を

 愛犬が酷いかゆみを訴えている場合は、動物病院に連れて行き、血液検査(IgE検査)で原因を特定するのが最も賢明だろう。

 血清を採取し、血液検査(IgE検査)でアレルゲンを調べれば、原因が判定できる。花粉が原因なら症状を和らげる対症療法や根治治療が行える。

 症状が軽い場合なら、ステロイドや抗生剤などを処方することが多い。ただ、ステロイドは一時的に症状を抑えるが、長期間にわたって使い続けると、副作用のリスクがあることを覚えておきたい。

 症状が重い場合なら、花粉症の原因となる抗原を少しずつ体に投与し、徐々に抗原に慣れさせ、アレルギーが起こりにくい体質を作る脱感作療法(アレルゲン免疫療法)を行う。時間と費用はかかるが、根治につながりやすい。食物アレルギーが疑われる時は、除去食療法も併用するケースもある。

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