犬も花粉症に苦しんでいる! 皮膚を擦り付ける、顔を掻きむしるなどの症状

【この記事のキーワード】

愛犬たちのために自宅でできる花粉症対策

●花粉の多い時間帯の散歩を控える
「花粉に接触しない」「花粉を持ち込まない」が大原則。花粉の飛沫量のピークは2月~4月。花粉の飛沫量や多い時間帯(13時~15時、17時~19時)の外出を控えよう。時間帯は地域や気象によって異なるので、ウェザーニュース「花粉Ch(https://weathernews.jp/s/pollen/)」などで花粉の飛沫量を調べ、その時間帯を避けて散歩を楽しもう。

●犬に洋服を着せる
洋服を着せることで、犬の毛に花粉がつくことを防ぎ、帰宅時に洋服を脱がせるだけで室内に花粉を持ち込まないことができる。花粉がつきにくいさらっとした素材の洋服を選ぶと、より花粉を避けることが可能。しかし、洋服を嫌がった場合は無理に着せないこと。

●草むらに入らせない
花粉症の原因の1つであるブタクサ、カモガヤ、アシは草むらに生えているため、できる限り草むらに入らないようにする。春だけでなく、8月~10月に花粉を飛散するブタクサの花粉に反応する犬も多いので注意しよう。

●帰宅時にブラッシングをする
帰宅したら、少し毛を濡らした状態でブラッシングし、顔、脚、体毛についた花粉を取り除く。濡れふきんで優しく拭くだけでも効果がある。花粉を吸着する使い捨てウェットシートや花粉防止スプレーも活用する。飼い主の洋服や髪の毛についた花粉をはらうことも大切だ。

●シャンプーの回数を増やす
普段よりシャンプーの回数を増やし、皮膚の炎症を起こさないよう肌に優しい保湿成分を配合したシャンプーを使うことが理想だ。しかし、シャンプーのしすぎは皮膚を乾燥させるため、シャンプーは週に2回程度に。

●加湿空気清浄機を設置する
犬が日常的に生活しているリビング、寝室、玄関などに加湿空気清浄機を置く。室内の湿度を50〜60%に保てば、水分に結びついた花粉が床に落ちるため、症状が緩和する。床掃除には濡れ雑巾を使い、花粉が舞い上がらないように注意したい。

●果物や野菜にも気をつける
花粉症の原因と同じ科の果物や野菜に反応する「交差反応」を起こしやすい場合は、果物や野菜は与えない。トマトを摂取した後に口腔アレルギーを示した報告もある。

 ちなみに、花粉症に罹りやすい犬種は、ダルメシアン、ボストンテリア、ゴールデン・レトリーバー、柴犬、シーズー、ビーグル、プードル、フレンチブルドッグ、マルチーズ、ラブラドール・レトリーバー、キャバリアなどだ(神戸フランダース犬猫皮膚科動物病院調べ)。

 以上のように、予防の大原則は「花粉に接触しない」「花粉を持ち込まない」だ。つまり、犬の花粉対策は、ヒトの花粉対策にもなるということだ。

 最後に、特に留意したい点がある。

 動物病院で獣医師に相談する時は、気になる健康状態(皮膚症状、食欲、排泄物)、どこで症状が出るか(家の中、戸外)、いつ症状が出るか(季節、時間帯)、食事内容、病歴(治療、服薬)などの情報をきちんと伝えよう。早期発見・早期治療のために定期的な健康診断も忘れないようにしたい。

 飼い主と愛犬は、いつも一心同体。花粉症シーズンを賢明に乗り切ろう。

1 2 3

「犬も花粉症に苦しんでいる! 皮膚を擦り付ける、顔を掻きむしるなどの症状」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。