子供の花粉症デビューは4~6歳が最多 花粉症の根治療法「アレルゲン免疫療法」とは

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子供の花粉症デビューは4~6歳の幼稚園児/保育園児が最多

 耳鼻科医とその家族を対象とした「鼻アレルギー全国疫学調査」(2008年1月~4月)を見ると、全体的な花粉症(スギ花粉症とそれ以外の花粉症)の有病率は約30%、これに通年性アレルギー性鼻炎を加えると約40%になる。花粉症(スギ花粉症とそれ以外の花粉症)の年齢層別では中年層(40~49歳)がもっとも高く約40%。少年(10~19歳)では約36%、これに通年性アレルギー性鼻炎を加えると実に約52%となっている。1998年から2008年までの10年間でスギ花粉症の有病率がおよそ10%増加しているのが目を引く。

 ウェザーニュース「第2回花粉症調査」(2012年4月24日)によると、子供の花粉症デビューの平均は7.4歳で、4~6歳の幼稚園児/保育園児が最多の27.4%を占めている。

 従来、舌下免疫療法の治療薬はスギ花粉のエキスを舌下に噴霧する液剤の「シダトレン」が主体だったが、2018年6月に子供も使える錠剤の「シダキュア」が登場した。子供の花粉症患者にとっては朗報だ。

 「シダトレン」も「シダキュア」も服薬当初は、口内の腫れ、イガイガ感、口内炎、目の痒、頭痛、下痢、腹部不快感など軽微な副作用が出やすいが、数日から1カ月で消失するといわれている。

 ただ、副作用が短期間で治まることを患者に知らせなければ、患者は服用をためらい、自己判断で治療を中止する恐れがある。

 したがって、医師や薬剤師が軽度の副作用が起こりやすい初期の服薬指導を丁寧に行い、将来の症状改善の見通しを示せば、服薬アドヒアランスの向上につながるのは明らかだ。

 先の研究が示しているように「花粉症の免疫療法は3年かかる」という臨床知見が出ているが、つらい花粉症が根治することを考えれば免疫治療も検討に値するだろう。

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