コンビニは、なぜ“24時間営業”をやめられないのか? セブンイレブン時短実験もマイナス必至

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深夜営業をやめた場合の問題は、売り上げのほかにも……

 コンビニにとって、深夜営業をやめた場合の影響は、売り上げが減るという単純なものだけではないという。

「コンビニには、日に7~8回商品が納品されてくるわけですが、早朝や午前中に販売する商品というのは、明け方に運ばれてくるわけです。ですから、深夜に店舗を開けてないと、商品の搬入が出来ません。

 深夜営業をやめた場合に、コンビニ各社が搬入の問題にどう対応するのかは、まだ分かりませんが、もし商品が入ってこなければ早朝はもちろん午前中の品揃えにも影響が出てきます。ですから、店側は午前中の売り上げを落としてしまうことも想定できます。パンやおにぎりといった朝食を買う消費者の生活にも大きな影響を与えることになるでしょう」(松崎氏)

 ではこの先、24時間営業というコンビニの営業形態は続けていけるのだろうか。

「人手が足りるならば、もちろんどの店も続けたいはずです。ですが、どうしてもアルバイトを雇えず、店を回していけないという現実に直面しているのです。これから先、人手不足で営業が回らなくなる店が出てくる可能性は大きいでしょう。

 これを解決するひとつの方法が、AIやFRIDタグなどを活用した店舗の省力化、あるいは無人店舗の実用化です。しかしそれには時間がかかり、その間、何とかアルバイトを確保しなければならない。そのために本部による一括採用やFC店のグループ化が有効な手段になると思います。現在、セブンイレブンは98%がFC店で、個人事業主が運営している店舗も多い。それぞれの店舗がアルバイトを採用するというのは、労力や負担が非常に大きいわけです。

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