コンビニは、なぜ“24時間営業”をやめられないのか? セブンイレブン時短実験もマイナス必至

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 そこで、地域の同じ数店舗でグループ化し、アルバイトを複数の店舗で共有する。ある程度大きなグループになれば、一時的に人が余る店も出てくるでしょう。その余剰を回しながら、全体で人手不足を解消していくようなシステムを作ることも一つの方法ではないでしょうか。さらに人を確保できている店舗を中心にして、FC店の再編が起こっていくとも予想できます。

 しかし人手不足は今後さらに深刻さを増していきますから、店舗の省力化が遅れ、人手不足が続くようならば、そのときは24時間営業を断念するという選択肢を選ばざるを得なくなるかもしれません。コンビニ業界にとって、今がちょうど正念場ではないでしょうか」(松崎氏)

 現在、さまざまな議論を呼んでいるコンビニの24時間営業。問題解決には、利用者の少ない時間帯の営業を取りやめることが手っ取り早く効率的にも思えるが、そう簡単な話でもないようだ。誰にとっても身近なコンビニだけに、その動向が注目されている。

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松崎 隆司(まつざき・たかし)/経済ジャーナリスト
中央大学法学部を卒業後、経済誌の記者や編集長を経て、2000年に独立。企業経営やM&A、経済事件などを中心に取材を行っている。著書に、『業界別 商売のしくみとしきたり』(日本実業出版社)、『どん底から這い上がった起業家列伝』(光文社)、『東芝崩壊 19万人の巨艦企業を沈めた真犯人』(宝島社)などがある。
オフィシャルブログ http://ta-matsuzaki.cocolog-nifty.com/

(文・取材=後藤拓也[A4studio])

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