野村周平による「炎上マーケティング」
野村が共演女優との親密な2ショットをSNSにアップするのには明確な理由がある。
2017年3月17日放送『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演した際、自ら<本音で言うと、炎上されたい気持ちがある。絶対こっち(女優)のファンが噛みついてくるじゃないですか。それで炎上させると、ヘイトでも『こいつどんなんやろ』みたいなんで(作品を)見る人が多いから、そういう炎上をさせながら色んな注目を浴びれたらな>とネタばらししていたが、その裏には「炎上を契機に作品を観てほしい」という思いがある。
しかし、広瀬との2ショットに関してはもはやそういった作為は通用しなくなっているようで、前述した2月28日のツイートに対してはファンによる嫉妬のリプライはほぼ皆無。
どころか、<のむすずだいすきです><すずのむ最高>といったコメントが多く、ふたりのカップルネームまで生まれている状況である。
『ちはやふる』監督は野村周平の演技を大絶賛
そういった流れが生まれたのは、『ちはやふる』シリーズで見せた野村と広瀬の演技が高く評価され、ふたりの関係性をもファンに愛されたからだ。
それは、製作陣も認めるところだ。『ちはやふる』シリーズの3作で監督を務めた小泉徳宏監督は、野村の演技について「奇跡をもってる」と太鼓判を押している。
『ちはやふる–結び–』の公開初日舞台挨拶にて、出演した俳優陣に卒業証書が手渡されるくだりで、小泉監督は<撮影前に『君は大して芝居はうまくない』とまで言いました。正直きついことを言ったと思ってる>と驚きの逸話を明かした。
しかし、そのうえで、<そこからでしか這い上がっていけない人だと見込んで、芝居に対して『うまくない』と言った。でも、『ちはやふる–結び–』のときの君の芝居は本当に俺の心に響きました><自分の映画で、撮影現場で泣くことになるなんて絶対ありえないと思ってたけど、ちょっとやられたね>とベタ褒め。