平成が終わっても浜崎あゆみは引退しない?「浜崎あゆみというブランド」を維持する困難さ

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「Numero TOKYO」 2019年05月増刊号 浜崎あゆみ表紙バージョン(扶桑社)

 「平成」を代表する歌姫のひとりに、浜崎あゆみがいる。かつて全盛期の浜崎あゆみ人気はすさまじいものがあったが、ひとつの時代が終わろうとしている現在、“浜崎あゆみ”というポップアイコンもまた変化の時を迎えている。

 象徴的だったのが、3月27日放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)で持ち上がった話題だった。この日、同番組では「埼玉女子」特集が放送され、埼玉出身の女性ゲストらが歌手の浜崎あゆみを崇め奉った。

 番組では、若槻千夏がコギャル時代の写真を披露したが、若槻のスクールバックには黄色い花のハワイアン・レイがあしらわれていた。これを突っ込まれた若槻は、かつて憧れていた浜崎あゆみがハワイアン・レイをよく着用しており、真似していたと説明する。

 若槻が「やっぱ埼玉県民はあゆを信じているところがあるので。女性はあゆを信じてて、男性はキムタク信じてる。2人は神なわけですよ」と熱弁すると、同じく埼玉県出身の夏菜や岡井千聖も同調し、「埼玉県民はあゆを神と崇めている」説が浮上。ネットでも、「めっちゃ分かる」「春日部の私もあゆちゃんの大ファンです!」と話題になっていた。

 若槻千夏がコギャル姿でハワイアン・レイを身に着けていた2000年代前半、歌姫・浜崎あゆみは人気の絶頂期にあった。1998年にエイベックスからデビューした浜崎あゆみは瞬く間に若い世代の女性を中心にファンを獲得し、 “カリスマ歌姫”の名を恣にしていたのだ。当時の“あゆ”の曲はもちろん、ファッションや言動は、埼玉県民どころか日本中の女子を夢中にさせていたのだから、「平成」という時代を語るならば、浜崎あゆみとその周辺で沸き起こった大ブームは、必ず避けては通れないトピックだろう。

浜崎あゆみのパフォーマンスやルックスは“劣化”?

 しかし現在でも浜崎あゆみは全国をめぐるホールツアーを行い、精力的な活動を続けているが、かつてのような人気や勢いはすっかり鳴りを潜めている。

 昨年7月、浜崎あゆみは約5年ぶりに『2018 FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)に登場した。このときは、往年のヒット曲『BLUE BIRD』と『Grateful days』を披露した。この時、浜崎あゆみの体は少しふっくらとしたように見え、声も細く、ハスキーになっており、多くの視聴者がイメージする全盛期の“あゆ”から、遠く離れた姿だった。

 また、生放送にもかかわらず、なぜかVTR出演だったこと、アップショットが皆無だったことについては、「音程ズレで放送事故を防ぐため」「加工なしのカメラ映りを気にしている」などと、ネガティブな憶測が飛び交った。アンチが声を大きくしており、今では浜崎がInstagramに自身の写真を投稿するたび「加工されすぎ」と批判を呼び、ネットでひと騒動を起こすというのがお決まりの流れだ。

 浜崎のパフォーマンスやルックスが「“劣化”した」などと袋叩きにされるのは、見ていて気持ちの良いものではない。浜崎あゆみのデビューからすでに20年もの時間が流れている。誰だって、いつまでも全盛期のまま留まることは不可能だ。時代や流行が変わり、本人も年を重ねる以上、人間が“変化”をするのも自然なことだろう。

 では、現在の浜崎あゆみ本人が、自身の“変化”をどのように捉えているのか。

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