
山口真帆公式Twitterより
NGT48暴行事件の余波はまったくおさまる見込みが立たない。3月22日に行われた記者会見で改めてAKSの不誠実な態度が浮き彫りになったことにより、世間からの風当たりは日増しに強くなっている。
ワイドショーではAKSおよびNGT48運営に対する批判の声が毎日のように語られているのだが、そういった議論のなかで不自然なまでに覆い隠されている存在がいる。AKB48グループの総合プロデューサーであり、NGT48のプロデュースも務めている秋元康氏である。
秋元康氏はNGT48暴行事件について、報道陣を前にした公の場での発言はおろか、書面でのコメントもない。1月と3月のそれぞれの記者会見でAKSの運営責任者である取締役の松村匠氏の口を通じて「(秋元氏は)憂慮している」という言葉が伝えられただけだ。しかし、この会見ではその無責任さについて指摘されることはほとんどなかった。
2019年3月31日放送『サンデー・ジャポン』(TBS系)では、珍しく秋元康氏の責任について話題がおよんだ。
NGT48暴行事件について触れたこの日の『サンデー・ジャポン』には、SKE48の須田亜香里が出演していたのだが、彼女に対して西川史子が<(メンバーの間で)『秋元さん、どうにかしてくださいよ』みたいにならないんですか?>と疑問を投げかけたのを皮切りに、デーブ・スペクターが雲隠れし続ける秋元氏の姿勢に疑問を投げかけたのだ。
<秋元さんが喋らないじゃないですか? (秋元康の)一言で(事態が)おさまる可能性もあるのに、出てこないってどういうことだと思います?>
これに対し、プロインタビュアーでAKB48グループ所属メンバーの取材も多くこなしている吉田豪は、次のように解説した。
<世間で誤解されているのは、AKSが運営で、『AKSの問題なら秋元康出てこい!』となっているんですけど、秋元康とAKSって関係ないっていうか、関係なくはないけど、AKSの人ではないんですよ。そもそも、ラーメンののれん貸しビジネスみたいなことをやっている人で、運営は丸ごと任せてしまっているから、秋元康サイドとしては『なんで俺が……』的な気持ちになっていて>
この言葉にスタジオは騒然。デーブ・スペクターは<でも、生みの親で、その商法をつくったじゃないですか。ひとりひとりのメンバーがCDの売上で選挙もやったりして。それを発案した人だから、関係ないとはちょっと言い切れないと思う>と反論している。
視聴者も吉田豪のコメントには疑問を覚えたようで、ツイッターでは彼の発言に疑問を呈する声が大量に投稿され炎上状態となった。