NGT48暴行事件と秋元康は無関係ではない!「握手させる駒」としてアイドルを利用した責任をどう取るのか

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秋元康がNGT48暴行事件と無関係ではない理由

 吉田豪の説明はAKS側の説明と同じものだ。3月22日に行われた会見に秋元氏は同席していないが、質疑応答で記者からその理由を問われた際、松村取締役は<NGTの運営ということに関しては、弊社AKSが全権を握っております。それを全面的に対応しております。報告書の中にございましたように、秋元さんはクリエイティブのところを中心に担当されているので、ということでご理解いただければと思っております>と答えている。

 そんなことは多くの人が分かっている。秋元氏が直々にAKS所属タレントの安全管理の問題に取り組んでいたとは誰も思っていない。

 だからといって、「なんで俺が……」という他人事の態度で済ませていい問題ではないから、疑問の声が飛んでいるのだ。

 秋元氏はAKB48グループの総合プロデューサーであり、「AKB48公式サイト」にも「NGT48 Official Site」にも“プロデューサー紹介”として、彼のプロフィールページがある。

 AKB48グループの楽曲はほぼすべて秋元氏による作詞であり、彼はその楽曲のCDに「握手券」や「総選挙の投票券」といったものをつけることで、100万枚以上の売上を誇る「ヒット曲」を量産し続けてきた。握手券ドーピングによって虚像の「ヒット曲」を生むビジネスを考案した張本人だろう。

 このビジネスのあり方は、AKB48グループのみならず、乃木坂46、欅坂46、日向坂46といった「坂道シリーズ」にも応用され、いまなお拡大し続けている。

 それでも、「NGT48の事件に、秋元康は関係ない」と言えるのだろうか。デーブ・スペクターの言う通り、AKB48グループのビジネスをつくり出し、発展させ、現在でもその恩恵にあずかっているのは、他ならぬ秋元氏ではないのか。AKB48、SKE48、NMB48、HKT48、NGT48、STU48の総勢400人近くのメンバーを「駒」として握手に駆り出し、そこで莫大な富を得た結果として起きた今回の騒動に対し、「憂慮する」ではなく真摯に向き合う必要があるだろう。

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