
「Getty Images」より
せっかくきれいに白髪染めをしても、「3週間経つと、色落ちや根元の白髪が気になる……」なんて悩んでいる人はいませんか? とはいえ、1カ月に1回のペースで白髪を染めるのは結構たいへん。忙しい日常生活では、白髪染めは後回しにしがちです。
また、頻繁に髪を染めることへの抵抗感もあります。カラーリング自体が、髪へのダメージを加速させているような罪悪感を覚えるのも、後回しの免罪符になっているようです。ところが、チラチラ目につく白髪のほうが、より“お疲れ感”を醸し出します。
前回は「白髪染めで髪を傷ませないコツ」をお教えしましたが、今回はカラーリングの色を長期間キープするコツをご紹介します。
色によって「残留」に違いがある!
じつは、カラー剤には「退色しやすい色」と「退色しにくい色」があります。一般的に、ファッションカラーと呼ばれるアッシュ系、マット系、ピンク系、レッド系の明るいカラーは、髪への定着が弱いといわれています。一方で、ブラック系やダークブラウン系、ヴァイオレット系は、ファッションカラーに比べて色の定着力が良く、比較的長く退色を防ぐことができます。
つまり、退色を気にする人には、地毛に近い色味がオススメ。ちなみに一昔前は、白髪染めといえば、ダークカラーしかありませんでした。現在は商品開発が進み、サロン用だけでなくホーム用の白髪染めでも、おしゃれな色味が楽しめるようになりましたが、やはりダークカラーのほうが、圧倒的に色持ちが良いのは否めないのです。
とはいえ、個人差はあるものの、ファッションカラーとダークカラーの色もちの差は10日程度。どちらにせよ、1カ月ほどで退色するケースがほとんどです。
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