山下智久が露出し過ぎ!? TBS、ジャニーズとのパイプ“再構築”の裏事情

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『インハンド』(TBS系)公式サイトより

 山下智久が4月12日にスタートする主演ドラマ『インハンド』のPRのため、TBSの番組に露出しまくっている。おかげで番組の注目度は高まっているのかもしれないが、とにかく異様なほどの勢いで出ずっぱりだ。

 山下智久はまず、4月1日に行われたTBSテレビの入社式にサプライズゲストとして登場。TBSの新入社員に向けて、「僕もTBSさんで初めて主演の作品(2006年4月期のTBSドラマ『クロサギ』)をやらせていただいて、ここから始まっているなと思っています」「僕もまだまだ叶えたい夢がたくさんありますので、一緒に頑張りましょう!」とエールを送った。

 TBS新入社員は、ドラマ撮影の合間を縫って駆けつけた山下智久の激励に大いに励まされただろうが、この挨拶から改めて認識するのは、TBSとジャニーズ事務所が“再構築”したパイプの太さだ。

飯島派の強硬姿勢を取ったTBSだったが…

 ジャニーズ事務所が一枚岩ではないことは周知のとおりだが、もともとTBSは、SMAPの生みの親である飯島三智氏と懇意にしていた局であり、SMAP をはじめKis-My-Ft2やSexy Zoneなど飯島閥といわれるグループを番組に重用していた。これにより、藤島ジュリー景子氏およびメリー喜多川氏からの反感を少なからず買っていたようだ。

 たとえばTBSは2011年より毎年夏、中居正広がMCをつとめる大型歌番組『音楽の日』を放送しているが、嵐をはじめとしたジュリー派閥のグループは出演してこなかった。飯島氏とジュリー氏の関係性は、「週刊文春」2015年1月29日号(文藝春秋)が掲載したメリー喜多川氏のインタビューから明らかだ。メリー氏は娘であるジュリー氏と“対立”するのであれば、退社すべきだと飯島氏に強く迫った。

 そうして飯島氏が去った後、2016年のSMAP解散騒動が勃発。この時、TBSはジュリー氏から圧力を掛けられていたというが、中居正広の冠番組『中居正広の金曜日のスマたちへ』のチーフプロデューサーでバラエティ番組制作部のトップをつとめていた人物がこれを突っぱねる。結果的に『金スマ』は番組名を『中居正広の金曜日のスマイルたち』に変更させ、番組は存続。しかしこの件によって、TBSはジャニーズと決裂したと見られていた。

 しかし結局、中居正広はジャニーズ事務所に残留。また、TBS局内でもジュリー・メリー派の声は大きかったようだ。TBSは次第に態度を軟化させ、ジャニーズ事務所におもねり始める。それを象徴するのは、2018年11月に放送されたTBSの歌番組『歌のゴールデンヒット -年間売上げ1位の50年-』で起こった事件だろう。

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