『なつぞら』松嶋菜々子に批判の声 リアリティと「画面」の困難なバランス

【この記事のキーワード】

 たとえば、2012年のNHK大河ドラマ『平清盛』では、当時の時代をリアルに再現し、登場人物は薄汚れた衣服で顔も埃まみれという演出がなされたが、ドラマの舞台である兵庫県の井戸敏三知事は会見で「画面が汚いですね」と酷評し、物議をかもした。

 2014年のNHK連続テレビ小説『花子とアン』も、吉高由里子演じるヒロインは明治時代の貧しい小作人の家庭で生まれ育った設定だったのだが、室井滋が演じた母親役を含め、その描写には「貧しさを強調しすぎて汚すぎる」という批判があった。

 リアリティと画的な美しさのさじ加減は、ことほどかように難しい。朝ドラも大河も、ドキュメンタリーではなく、あくまでもドラマだ。時代モノだからといって、必ずしも当時を忠実に再現しなくてもいいのではないだろうか。

1 2

「『なつぞら』松嶋菜々子に批判の声 リアリティと「画面」の困難なバランス」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。