11人もの逮捕者を出したナンパ塾「リアルナンパアカデミー」、公判で「悪質かつ卑劣な犯行」と認定

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リアルナンパアカデミーから11人の逮捕者

 昨年から、女性に酒を飲ませ、酩酊状態にさせたうえ性交したとして、有料で女性の口説き方を教えるナンパ塾『リアルナンパアカデミー』(以下RNA)の元塾生や塾長らが相次いで逮捕されている。この塾には100人ほどの塾生がいると言われていた。4月12日現在、逮捕者は11人。すでに一審公判が終わっている者もいる。

 最初の逮捕は同年5月、元会社員の羽生(はぶ)卓矢(逮捕当時の年齢33・1人目)、元東京メトロ社員、根本賢(同27・2人目)。翌月、羽生が再び逮捕され、新たに元会社員、大瀧真輝(同29・3人目)が逮捕された。そして9月、塾長の渡部泰介(同42・4人目)が逮捕され、大瀧は再逮捕。10月、大阪の大学生(5人目)の逮捕と塾長の再逮捕。12月、塾長の再逮捕と、世田谷区職員の根津天亮(同24・6人目)、ブランド販売会社の役員吉岡新一郎(同28・7人目)の逮捕。今年3月、ナンバー2と言われていた自称会社役員の男(8人目)と、タクシー運転手の男(9人目)の逮捕。そして4月4日、歯科医師の沢田尚哉(同26・10人目)と、会社役員の後藤武通(同49・11人目)の逮捕、塾長の再逮捕。塾長の逮捕は現時点で4回となる。

 RNAは座学に加え路上でのナンパで、塾長のメソッドを学ぶナンパ塾だ。大阪と東京に「ハウス」と呼ばれる部屋を所有している。舞台はこの「ハウス」や近隣のホテルが多い。彼らの逮捕容疑は概ね共通している。ナンパした女性をダーツやトランプなどのゲームに持ち込み、負ければ「罰ゲーム」と称してウオッカやテキーラなど度数の高い酒を一気飲みするルールを設けて女性に大量の酒を飲ませたのち、抗拒不能になっている女性と性交する、というものだ。

 不起訴となった者もいるが(その経緯や理由は明かされていない)、起訴された者たちの公判からは、事件までの手口はほぼ同様であることがわかっている。一度の逮捕者が複数名であることからも分かる通り、彼らは複数名(2人のことが多い)でナンパし性交に至っている。性交単位は「ゲット」。一度の性交は「1ゲット」だ。上記ゲームでは互いに携帯電話などで手の内を教えあい、イカサマをして女性を負けに追い込んでいた。必ず女性を酩酊させるシステムが構築されていたのである。

 RNAにはグループチャットが存在し、全盛期は60名ほどの塾生が加入。ここで彼らは互いの成果を報告し合っていたが、性行為の様子を撮影しその動画もグループ内で共有されていた。これは彼らの理論によれば「和姦の証拠」であり、塾の教えでもあったという。またRNAでは1カ月の性交人数を競う勝負が行われることがあり、ある被害者はその勝負期間において元塾生らにナンパされ被害にあった。

 元塾生らの一審判決において、ナンパから性交までのこうした流れはRNAにおいてマニュアル化していたと、裁判所は指摘している。

「ナンパして性交することが目的のリアルナンパアカデミー構成員らは、そのマニュアルに従い性交人数の数を競い合っていた。被害者をハウスに誘い込み、同所においてマニュアル通り、ダーツ等のゲームを持ちかけ、被害者がそのゲームに負ければ度数の高い酒を飲ませることを繰り返し、飲酒酩酊させ、順次性交に及んでいた。さらに彼らは『和姦の証拠』としてその様子を動画撮影し、塾生同士で共有していた。経緯や動機、どの点を取っても悪質かつ卑劣な犯行」

 RNA関係者の最初の逮捕者、羽生の判決言い渡しの際、裁判所はこう述べたが、続く元塾生らの判決においても、同様に認定した。

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