
「すしざんまい」公式サイトより
「FRIDAY」2019年4月26日号(講談社)が報じた、有名すしチェーン「すしざんまい」(株式会社喜代村)の悪質セクハラ。記事によれば、昨年の新入社員研修で、入社したての女性社員がセクハラを受けたと告発している。
同誌にセクハラを告発したのは栄養専門学校を卒業後、株式会社喜代村に入社した女性Aさん。入社後は同期と共に3カ月間、すし職人養成所「喜代村塾」での研修に参加したが、そこの研修担当者S課長からセクハラを受けたという。
Aさんは「胸を触る」「抱きつかれる」などのセクハラを主張
Aさんによると、研修初日からS氏は彼女の肩に手を回したり抱き寄せたりしてきたといい、Aさんが拒否をしても「喜代村塾はみんなで仲良くする風習があるから」と笑っていた。包丁の使い方を習う際にもS氏は、Aさんに後ろから抱きつきウエストラインを撫でたうえ、「チビ」「デブ」「蹴りたくなる尻をしている」などの暴言も吐いた。
また、Aさんは研修4日目に塾の事務長にS氏のセクハラを相談したというが、謝罪するだけで担当者の変更などはなかったという。その後、Aさんは出社しようとすると頭痛や吐き気などに襲われるようになり、病院では「適応障害」との診断が出された。そして、入社から2週間ほどで退職を余儀なくされた。
Aさんは退職後、セクハラを弁護士に相談し喜代村に対し抗議。すると会社からは、謝罪と慰謝料として50万円を支払うという旨の返事があったという。
「FRIDAY」が株式会社喜代村の木村清社長を直撃すると、木村社長は「広報を通せ」と激昂。後日、同誌に出された会社からの回答は以下のものだった。
<弊社としては指導の一環と考えております。ただ、それをセクハラと捉えられてしまい、相談を受けました>
<(Aさんは)4月2日から5日の4日間しか出社していませんが、1ヵ月分の給与にあたる金額を支払うことで示談にするとの意向があり、その金額を支払いました>
<Sは熱心な指導を行っただけのつもりが、結果的に不快な気持ちにさせてしまったことを認識し猛省。始末書を提出し、また、お詫び状を送りました。弊社はSを現場から外し、かつ1割の減俸を行いました>
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