
「Getty Images」より
先日テレビで、ある有名タレントの自宅が紹介されていました。都内一等地の大邸宅で、広大な敷地面積。あまりに庶民感覚とかけ離れていたため、「すごい!」という感想しかないのですが、一点興味深いことがありました。
それは、「コストコか?」と思うほど日用品のストックがあったことです。その家の主は、「不足することが心配」とおっしゃっていました。極度の心配性なのか、収集癖なのか……。しかし、いくらなんでも過剰で、不思議な気持ちになりました。
一方、数年前にやはりテレビで見た、モノをあまり持たずに、シンプルな暮らしをする「ミニマリスト」のことを思い出しました。白を基調としたリビングダイニングにほぼモノはありません。「ストックは持ちません。なくなれば買いに行けばいいので」と、がらんとした収納スペースを披露していました。これはこれで清々しく美しい生活スタイルですが、いや、少しはストックがあったほうが便利じゃない?という気もして、こちらもまた不思議な気持ちになりました。
これら2つの例は極端すぎる感じもありますが、さてみなさんはどう思いますか?
収入が多い人が必ずしもストック派だとは限りませんが、ストックするにはそれなりにお金がかかりますので、今回は象徴的に「モノの多い年収1000万円とシンプルライフの年収400万円」として幸福度を考察してみようと思います。しかし、「ストック派かミニマリストか」を比較しようとしているのではありません。あくまで「お金の使い方」についての考察です。