冒頭の芸能人が地位財トラップに陥っているかどうかはわかりませんが、もしかしたらセレブにありがちな心理なのかもしれません。
でも、セレブはともかく、普通の人が「地位財」に対して無理な支出をしていけば、家計は圧迫されるようになるでしょう。しばしば見られることですが、たとえばちょっと無理してタワーマンションなどを購入し、セレブチックな暮らしをする中で生活コストが上がってしまう。それを賄うために、休みをなくして働かなければならないといったことです。本人がそれで良いというのならば余計なお世話ではありますが、これは幸福度を下げることになります。
でも逆に、「欲しいけど必要ではないので買わない」というストイックな生活も行きすぎれば寂しいですから、「地位財」も「非地位財」も自分で心地よいなと感じるレベルまでは手に入れられるように頑張って働くのが良さそうです。無意味な競争的消費から解放されることが、幸福度を上げるのに大切なのかもしれません。バランスのとれた年収400万円を目指しましょう。