
山口真帆公式Twitterより
4月21日、NGT48劇場にて行われた公演で山口真帆が卒業を発表した。これによりNGT48暴行事件は最悪のかたちで一端、幕を閉じることになった。
山口真帆は卒業を告げる挨拶のなかで、AKSの代表取締役社長である吉成夏子氏から言われたというあまりにもひどい言葉を明かし、AKSおよびNGT48運営がいかにタレントの安全管理を軽んじているかを告発している。
<事件のことを発信した際、社長には「不起訴になったことで事件じゃないということだ」と言われ、そして今は会社を攻撃する加害者だとまで言われています>
<目をそらしてはいけない問題に対して、「そらさないなら辞めろ。新生NGT48を始められない」というのが、このグループの答えでした>
<私には人の命より大切なものがなにか分かりません。
大切な仲間たちが安全にアイドルをできる毎日になってほしいと、心から願っています>
暴行を受けた被害者でありながら、それでも勇気と気力を振り絞り、他に被害者を出さないため働きかけた山口真帆に対してこの仕打ち。AKSおよびNGT48はまともな運営ではないし、多くの女性アイドルを抱える芸能プロダクションとしての資格そのものを疑わざるを得ない。
指原莉乃、向井地美音、岡田奈々、現役メンバーが怒りを表明
そんななか、指原莉乃(HKT48)が、芸能プロダクションのトップとして、吉成社長のやり方に疑問を呈するツイートを行った。
<本当だとしたら未成年の子供も預かっている会社としておかしい。大人数を預かっておいてその感覚の人とは思いたくない。私も現社長とは一度しか会ったことも喋ったこともなかったしコミュニケーション不足もあるのか、いま預けられている人の不安さ不信感がわかってないような。全体的に怖いしおかしい>
指原の言う通りだろう。タレントの安全管理に関わる明確な問題点が浮き彫りになっているのにも関わらず、きちんとした対処をするどころか、厄介払いのようなかたちで被害者を切り捨てるやり口はどうかしているとしか思えない。
そういった思いを抱える現役メンバーは他にもいるようだ。AKB48グループ総監督の向井地美音や、AKB48とSTU48を兼任しSTU48ではキャプテンを務める岡田奈々はSNSを通じて、理解に苦しむ終わり方をしたこの問題への悲しみを綴っている。
<3人の卒業という形になってしまったことが、すごく悲しいし辛いです。大切なファンの皆さんにもたくさん不安な思いをさせてしまい、私はこれからメンバーやグループを守っていかなければならない立場なのに、何ひとつ変えられなくてごめんなさい。
何が正しくて何が間違っているのか心の目でちゃんと見つめて、まっすぐに頑張っているメンバーがまっすぐに夢を追い続けられる場所にしたい。そしてアイドルとして、1人の女の子として、みんなが幸せになってほしい。ただそれだけです>(向井地美音)
<何故?と理解出来ないことが多すぎるし謎も多くて簡単に解決出来る事じゃありません。ただ…一生懸命にグループと向き合って活動を頑張ってるこたちが悩み苦しむのは絶対に違う。48グループを誠実に愛す者たちが幸せであってほしい>(岡田奈々)
1 2