イクラは本物と見まがう驚愕のクオリティ!
タマゴもマグロもすっかり固まったところで、今度はイクラ作りだ。「イクラのもと」はAとBの2種類あり、Bの液体をスポイトで吸って、Aのほうに垂らすのだという。
どういうメカニズムなのか分からないが、液体がさっそく赤い粒のゼリーに変わった。
イクラ好きな筆者はテンションが上がってしまい、スポイトを操る手が止まらない。
出来上がったイクラをスプーンですくってみると、サイズといい質感といい、恐ろしいくらいリアル……。味や匂いは当然イクラとは別物だが、ビジュアルだけなら年始の『芸能人格付けチェック』(テレビ朝日系)でGACKTを悩ませてもおかしくないのではないか。
シャリとネタが出揃ったので、マグロとタマゴをそれぞれ半分にカットし、いざ盛り付け。やはりシャリがボロボロ崩れてしまったのと、のり(ソフトキャンディ)の強度が弱くて苦労したが、マグロ2貫、タマゴ2貫、イクラ軍艦1貫の完成だ。
まあ、やや不恰好な感は否めないにせよ、自分がイチから作った寿司だけに、愛着はひとしお。口の中に放り込むと劇的に甘く、ここまでの道のりを思うと余計に美味しい。ちなみに、筆者がおすしづくりに要した時間は、写真撮影を除いて約45分。ほどよく楽しい時間を過ごせた。
――宮迫氏の談によると、「ポッピンクッキン」シリーズはあえて商品ごとに難易度の表記をしていないそうなのだが、「たのしいおすしや」さんは簡単な部類に入るとのこと。この言葉を思い出した筆者は自分の不器用さを呪いたくなったものの、宮迫氏は「何を難しく感じるかは人それぞれ」と優しくフォローしてくれていた。そこもまた、知育菓子(R)の魅力なのかもしれない。
昭和から平成にかけ、着実に進化を遂げてきたクラシエフーズの知育菓子(R)。令和には、さらなる衝撃の商品が生み出されると期待してよさそうだ。
(文=森井隆二郎/A4studio)