秋葉原通り魔殺人事件、死刑確定した加藤智大は今

文=高橋ユキ
【この記事のキーワード】

「関西の人も街も言葉も大嫌いです。東京を知ってから関西人は全て嫌悪の対象になりました。関西にいる自分は間違った自分なのです。東京にうまれ、東京で教育を受けた私ですが、それでもこれだけ引け目を感じているのだから、関西に生まれ、関西に住む関西人どもは、もっと劣等感を感じるべきなのです。『私は○○だからガラがいい』などとお互いに足を引っ張り合う関西人、バカの集まりです。(略)私は死刑になると思いますが、私が死んだら、東京の神田川に遺骨をまいてほしいです。死んだあとも東京にいれるなら本望です。

 私はこの裁判で1つも嘘はついていません。こいつら検察は最初から金目的だったと言っていますが、嘘つきはこいつらの方です。私は、世間に貸しはあっても借りはないんです」

 同年3月、京都地裁は松村に死刑を言い渡した。控訴をするも、のちにこれを取り下げ確定。2012年8月、誕生日に死刑執行。

【平成の事件05】愛知・クレーン殺人事件

<2009年傍聴@名古屋地裁一宮支部>

 仲島弘将(32=逮捕時)は叔父(57=当時)に対し、積年の恨みを晴らそうと、08年9月1日夜、叔父を六角ナットの装着された1300グラムの鉄棒で数回殴打、さらにワイヤーを首に巻き付けクレーンで吊り上げ、頸部圧迫により死亡させた。

 現場は叔父の経営していた工作機械製造会社。仲島の一家と叔父には祖父の遺産を巡り確執があった。事件から約15年前、叔父が仲島の母親に暴力をふるい加療約2週間の大怪我を負う。事あるごとに叔父から「貧乏人が近づくと貧乏が移る」など貧乏呼ばわりされた仲島は恨みを募らせ犯行に及ぶ。

 長きに渡る家同士の確執により起こったクレーン殺人。犯行後現場を離れた仲島は、叔父の息子に電話をかけ「おもしろいものがある。工場に見に来いよ」と現場に呼び出し、クレーンに吊り下げられ死亡している叔父の姿を見せた。

「執行猶予にしてもらえんかねぇ。わたしもだいぶ歳だから」と情状証人として出廷した祖母はまさかの執行猶予を望むが、判決は懲役16年。

1 2 3

「秋葉原通り魔殺人事件、死刑確定した加藤智大は今」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。