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AKB48全盛期メンバーの卒業後は「女優成功、歌手失敗」の法則?

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2010年に行われた第2回選抜総選挙「母さんに誓って、ガチです」(画像は『AKB48 総選挙 公式ガイドブック』/講談社)

 NGT48の暴行事件における運営会社AKS側の不可解な対応は、波紋を広げるばかりだ。平成後期にあたる2010年代、一世を風靡したAKBグループ。しかしブレイクスルーした当時のメンバーはほぼ卒業、大量に増えた若手の知名度は上がらず、秋元康総合プロデューサーの関心は乃木坂46・欅坂46・日向坂46といった坂道グループへ。総選挙三連覇を果たしたHKT48の指原莉乃も卒業し、いよいよ正念場と言えるだろう。

 AKB48がシングルを発売すれば常にチャート1位を獲得するが、2005年の結成時に比べAKBグループの規模自体が拡大した。メンバー個々人に対して熱心なファンはいるだろうが、前述したようにAKBグループに所属するメンバーたちの一般的な知名度は必ずしも高いとはいえない。

 世間にその名前がどれだけ知られているか、という点でいえば、現AKBグループメンバではなく初代「神7」をはじめとする、AKBグループのブレイク過渡期の中心メンバーたちのほうが圧倒的に有利だろう。彼女たちはそれぞれ、芸能界に自分なりの居場所を築くこともできた。

前田敦子は愛される女優

 2005年、AKB48結成時のオープニングメンバーオーディションに合格した初期メンバーで「不動のセンター」と呼ばれた。2012年卒業。AKB時代から度々ドラマや映画に出演していた前田は、女優業を中心に活動。主演もあれば助演もある。

 酷評された作品もあるが、本人としては地道に真摯に芝居に取り組んできたようで、ここ数年で、“アイドル女優”ではない、ひとりの“役者”としての前田敦子が浸透しつつある。すでにアイドルからの脱却に成功したケースと言えるだろう。

 昨年は、『素敵なダイナマイトスキャンダル』『のみとり侍』『食べる女』と、3本の出演映画が公開。大作よりも通好みの作品を撮る演出家に愛される女優かもしれない。私生活では、昨年7月に俳優の勝地涼と結婚、今年3月には第一子の出産を発表した。

大島優子も愛される女優

 子役出身の大島優子は、2006年にAKB48に加入。AKB時代も多くのドラマや映画に出演しており、2014年の卒業後の活動も女優業が中心だ。2014年公開の映画『紙の月』では、第38回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。大島の場合、元子役だと知られていることもあり、AKB時代にしろ卒業後にしろ、前田に比べれば“アイドル女優”のレッテルを貼られずに済んだ。

 しかし2017年、AKB選抜総選挙の舞台で結婚宣言をした須藤凛々花(当時NMB48)について、大島がInstagramの動画で“Fuck”と書かれた帽子を被り、「結婚発表、何考えてんのかしら?」「この帽子が、私のすべての言葉」と語ったことは、下品だとしてバッシングを浴び、大島のイメージを大きくダウンさせた。大島はその後、アメリカに1年間の語学留学をしているが、これを「逃亡」だと中傷する声もあった。

 昨年留学から戻った大島は、今年1月から2月にかけては舞台『罪と罰』に出演。10月にスタートするNHK連続テレビ小説『スカーレット』への出演も決まっている。『私が恋愛できない理由』(2010年/フジテレビ系)や『東京タラレバ娘』(2017年/日本テレビ系)に代表されるように、大島は準主役的な立場で程よい存在感を示してきた。『スカーレット』でも期待したい。

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