
動物覆面座談会です!
ぶっちゃけありがた迷惑な大型連休、みなさまいかがお過ごしでしょうか。10連休となったことが悪夢となりつつあるこのタイミングで、まったく癒されないスパイシーな座談会をお届けします。
当連載では女性たちを振り回す謎物件をみなさまにご紹介してきましたが、今回座談会に登場するのは、その界隈にドハマりしたという当事者たち。「○○しないと幸せになれない」などの「呪い」に足を囚われた呪われ女子たちが、どのように沼から脱出したのかをたっぷりと語っていただきました(沼から出てきたということで、「元・呪われ女子」ですね)。元呪われ女子の座談会第1弾は、自己啓発&スピリチュアル系の体験談。
まずは今回の座談会メンバーご紹介からはじめましょう。
トップ写真右から、
・カラーボトルを使って自己啓発を行う「オーラソーマ」の世界に身をおいていたハト江さん
・「引き寄せの法則」の実践で有名になり、長崎県の壱岐観光大使となった「Happy(旧名。現在はSachi。と名乗っている)」氏を追っかけていたズク子さん
・性格改善をウリにする心理カウンセラー心屋仁之助氏の「心屋塾」に通っていたウサ美さん
・「子宮委員長はる」氏(現在は八木さやに改名)にハマっていたイル香さん。
教祖のナマの姿を見て幻滅…
山田ノジル(以下、ノジル):それぞれの、ハマっていた物件のご紹介からお願いできますでしょうか。
ズク子:私のハマった沼は引き寄せの法則で有名なHappyちゃんです。3年くらい前、彼女の本を知ったのがきっかけです。最終的には2018年10月に壱岐で行われた「縄文祭」という超問題イベントに参加して目が覚めました。あれがもう、相当なインパクトで。ちなみに私は、チケット代5万円の席で行ったんですけど。
一同:おおお~、ごまん!
ノジル:上から3番目の席や! 豪華アーティストのライブ観まくりのフジロックでも、3日通し券4万5000円(2018年の価格)ですのに。
ズク子:確か鳳凰様のお守りカードがつくステージ最前列は8万円ちょい。一番安くて、3万円。寝袋付きですと5万5000円でしたかね。
ウサ美:寝袋、Amazonで同じものが2,200円で売られてたってヤツですよね。
ノジル:私も縄文祭はテレビ番組で放映されていた一部を見ましたが、焚火を囲んでUFOを呼ぼうとしていたり、参加者もノリノリでしたね。ハマっていた当時は、Happyさんのどこに魅力を感じていたんですか?
ズク子:私はそもそもヤンキーっぽい子というか、女の子が成り上がる感じが好きなんですよ。子宮委員長はるさんとかも、ざっくり言えば「風俗嬢が信者ビジネスで一攫千金」じゃないですか。物語として、すごくしたたかな女の子を見ると面白くなってしまうんです。Happyちゃんは彼女が発信していることが真実だとすれば、生まれ育ちがちょっと不幸で親とは絶縁みたいな設定。でも友だちにも恵まれてピュアで、自分をさらけ出したら幸せになった! みたいな。