イル香:はるちゃんの結婚相手のリュウ博士も、自分がいかにモテ男かみたいな話をしていまして、違和感ありありです。ファンにモテモテで困って、それを解消するためにはるちゃんと結婚、みたいな話で。
ノジル:それって、ファンにも子宮委員長にも失礼では。
ズク子:アレ? と違和感を覚え始めると、パタパタっとあらが見えてきますよね。はじめは耳障りよく聞こえるんですけどね。心屋さんとかも、なんであんなにやさしく響くのか。
編集:誰でも自分の心が弱っている時に、予備知識なくいいところ見せながら優しいことを言われたら、誰だって絶対騙されないとは言えないですよね。
ウサ美:私は心屋仁之助さんの心屋塾上級マスターコースまでいきました。ハマったきっかけは、人に対して緊張が強くて精神的に追い込まれてしまっていたからです。そのときに心屋さんを知り、「私変われるんだ!」「この人のいうことを聞いたら、幸せになれるのかな」「自分らしく生きられるのかな」とか思ったんですよね。本に書いてある通り、あえて人から嫌われるようにしてみたり。ファンクラブも2カ月ほど入会しました。ちなみに子宮委員長の元夫である岡田哲也さんのセミナーにも参加したことがあります。当時は「心屋さんを批判する人は、人生を楽しんでいない人」なんてお説も、結構真に受けていましたね。でも結局、心屋さんの塾に通っても、自分の苦しさはまったく変わりません。その後、ごく一般的なの心理学の勉強をして、少し落ち着いた感じです。そこで出会った人たちが、批判とかではなく真剣に「心屋さんは危ない」と言っているのを耳にしたり、Twitterで警鐘を鳴らされているのを見ていたら、完全に目が覚めた感じです。
男女トラブルはスピ界あるある!?
ノジル:講座に通ったことで、何かに役立ったことなどはないんですか?
ウサ美:上級マスターコースはもやっとしたまま終わり、結局いい思い出も得るものもなく、ずっと苦しかったですね。みんな行こうよ! とか煽られるとすぐ乗せられてしまうんですが、まあ借金してまで講座につぎ込むとかしなかったのが唯一よかったです。先ほどの集まってくる人がひどいという話は、心屋塾でもありました。上級コースで知り合った男性が、妻子持ちなのに「やらない?」とか声をかけてきたり。
ノジル:えーっとそれは、「セックスしませんか」というお誘いですよね? 誘い方そのものも、ずいぶん雑と言いますか。
流産した女性に「あなたがそう望んだから」とアドバイスする心屋仁之助のカウンセリング
「あなたの子どもは叩かれるために生まれてきた」ーー「娘を叩いてしまう」なる悩みに対する、心理カウンセラーのアドバイスです、これ。 ネット上ですでに〈…
ウサ美:その男性は子宮委員長やその元夫である岡田哲也さんとかも崇拝していたので、不道徳なことはかっこいい! という主張に影響を受けている感じでした。隠し子がいることも、自慢げにしていましたし。
編集:男は女がたくさんいるほうがカッコイイというのも、昭和っぽい価値観ですよね。
ズク子:女子校みたいなノリもあるんじゃないでしょうか。身近にいる数少ない男性がすごくモテるんですよね、男性教師とか。Happyちゃん界隈は信者のほとんどが女性で男性はあまり見かけませんでしたが、女性が多いスピ界隈って、変な男性でも意外とモテてしまいそう。