
「Getty Images」より
子どもの薬は、シロップや粉薬、坐薬であることが多いと思います。大人の薬とどう違うんでしょう。
大人の薬は、1回に1錠あるいは1カプセル、漢方薬のような粉でも、1回に1包飲むようにできています。子どもの薬は、体重何kgあたり/1日あたり何gあるいは何mlといちいち計算して処方されるものがほとんどです。大人は内科にかかったとき、初めくらいは体重を聞かれますが、子どもは毎月のように体重を確認されます。
保育園で薬を飲ませてくれない場合は?
それは、成長期にある子どもは体重が増えていくので、薬の量を計算するのに確かめる必要があるからです。小児科を標榜する診療所や病院には体重計が必ずありますから、もしも最近の体重がわからないようならその場で測らせてもらいましょう。乳幼児の健診の際は、体重測定はオムツだけ、あるいはなにも身に着けないはだかんぼで行います。薬の量を知るためならおおよその体重を知りたいだけなので、薄着なら服を身につけていても構いません。
体重を確認したあと、それによって薬の1日量が決まります。そのほとんどが1日2~3回に分けて飲むようにできています。
1日3回飲む必要のある薬だったら、保育園によっては投薬指示書を提出すると昼食後に飲ませてくれることがあります。けれど保育園で薬を飲ませるのを断られ、日中に飲ませることができない場合、処方箋が書かれる前に医師に「1日2回にしてください」と医師に頼むといいですね。