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育児や家族の病気を機に、行き過ぎた自然派信仰へ【元・呪われ女子座談会part3】

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ラビ奈:療養施設に勤めたんですが、そこがまたブラックでねえ、今度は医療への不信も芽生えてしまいましたね。そうこうしているうちに離婚した元夫が亡くなり、いろいろあって現夫と3回目の結婚。その新生活でもヴィーガンを実践していたんですが夫がガリガリに痩せてしまい「肉を食わせろ」と言い出したのがきっかけで、だんたんこだわらなくなって普通の生活に戻った感じです。

ノジル:怒涛のトンデモ人生でいらっしゃる……! 圧倒されてしまうので少し話題を変え、いったんイル乃さんに自己紹介をお願いしましょうか。

イル乃:私は子どもの夜泣きがすごかったりして、産後うつになったんですよね。子どもにアレルギーがあったことなどにもすごく悩んでしまい、買い物そのものも苦痛だったので、自然食品を宅配してくれる「大地を守る会」に入ったんです。

自然派ママは「社会が求める母親像」への過剰適応? 母性の証としての不便や不自由

  筆者も子を産んではや数年。色々な場所でよそのお母さんと出会う機会を経てきたが、その中にはいわゆる“自然派ママ”もいて、ケミカルな商品に嫌悪感…

ウェジー 2016.09.18

ラビ奈:私も、大地を守る会にするか生協にするか、すごく迷った(笑)。

ノジル:ヒーリングビジネスショーの「癒しフェア」でも、大地を守る会の勧誘やってたなあ。

寂しいからハマった

イル乃:大地を守る会は食材だけでなく、オーガニックコスメなどの雑貨や情報も盛りだくさんで、そこでシュタイナー教育を知ったんです。2歳の子どもがお友だちを叩いたりすることにもすごく悩んでいたので、シュタイナーに出てくる気質がどうこうとかの話にハマってしまった。今考えると2歳児なんだから、多少友だち叩くことがあっても、ごく普通のことなんですけどね。そこからシュタイナー教育を取り入れている幼稚園、小学校に入れました。すると、周りが自然派なんですよ。それをきっかけにホメオパシーやマクロビにどっぷりつかりましたね。ちなみにみなさんは効果とか感じられました?

なまはげ子:それがまったくなくって。でもそれを言うと「心の問題だ」「感謝が足りないから」「頑固だから」「100%のものはないし」と言われるんですよね。完全にインチキ論理っていうか、話が通じない。一生懸命訴えても、こちらが頭のおかしい人にされてしまいます。

ズク代:それで健康になったとかはありませんでしたね。近くにオーガニックカフェがあって、そこにはEM菌だのスピ全般の情報が集中しているんですが、イベントに参加して誰かと仲よくなると「人とつながれたー」と満たされたりはしていました。寂しいと、ハマりますねえ。

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イル乃:私はうちの子が毎年春になると蕁麻疹を出すので、予防接種のせいかしらとか思ってしまって、毒出しができるというホメオパシーに手を出したんですが、ある日の夕方子どもが熱を出したので使ったんですよ。すると2時間くらいでスッと下がって、すっかり信じてしまいました。今思えばすぐ熱が下がることなんて、普通のことですよね。

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