
里田まいインスタグラムより
メジャーリーグのイチローや田中将大投手、こんまり(近藤麻理恵)など、アメリカで活躍する日本人には、よきパートナーの存在がある。
それぞれの夫婦のヒストリーをひも解くと、一般的な日本人夫婦とは違う彼らなりの夫婦のかたちが見えてくる。成功者の家庭に共通する夫婦像とは?
里田まいの努力に集まる称賛
2019年3月28日に行われたNYヤンキースの開幕戦、先発マウンドに立った田中将大投手は、4度目の挑戦にして初となるメジャーでの開幕戦初勝利を飾った。田中投手にとって、この日の勝利は特別なものだったに違いない。なぜなら3日前に自身のInstagramで、妻・里田まいさんが第2子を妊娠したことを発表、大きな贈り物を授かっての勝利だったからだ。
田中のInstagramは、まいさんがたびたび登場することで有名だ。3月20日の結婚記念日には夫婦ツーショットの写真をアップし、「8年目もよろしくお願いしますね」と絵文字を交えながら妻にメッセージを送っていた。言葉のはしばしから、パートナーに対する大きな信頼と深い愛情が伝わってくる。
日本のテレビでは「おバカタレント」として有名だったまいさんも、田中投手と結婚してからはすっかり良妻賢母のイメージが定着した。NYで送る家庭生活やモデル活動の様子を伝えるInstagramは46万人のフォロワーを抱え、ファンとの交流の場となっている。
まいさんは、結婚直後にアスリートの食事作りを学ぶための資格『ジュニア・アスリートフードマイスター』を取得した。さらにワンランク上の『アスリートフードマイスター』試験にも合格。こうした地道な努力も好感度アップにつながっている。
野球選手にとって日々の食事がいかに大切かは、イチローを支えた弓子夫人のエピソードからもわかる。弓子夫人は、好き嫌いの激しいイチローでも良質なボディを維持できるよう、素材と味加減のバランスには常に神経を注ぎ、本人にとってベストの食事提供を心掛けていた。「野球選手の妻」といえばそれだけで勝ち組のような印象だが、栄養管理の知識と調理ノウハウを身につけるための努力は並大抵ものではないのだ。