連載

「引き寄せの法則」教祖たちの自己啓発演劇に、すがすがしいまでの守銭奴ぶり

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 スピ女子たちを壱岐の地に寄せ集めた縄文祭をぶち上げ、その異様さから世間様をざわつかせたHappy氏。祭りの後は「さちまる(もしくは竹腰紗智・たけこし さち)」と改名し、ダンスのレッスンを受けるためとLAへお出かけしていたようです(旅行者でも参加できる現地のダンス教室に通ったという感じですかね?)。「自分のやりたいことが魂の仕事!」と自らを鼓舞するスピ女子教祖様は、いつでも元気いっぱい。帰国後は「ええじゃないか文化祭」なるイベントに出演されると耳にしたので、ぜひ留学の成果を拝見しなくては!! と足を運んでみました。今回は、そのレポートをお届けします。

※ 長崎県壱岐市後援のもと、2018年に開催されたイベント。運営の杜撰さから周辺住民の生活航路に影響が出るなどのトラブルが起り、クレームが多数発生した。またイベントのトラブル以前に、宗教色の強いスピリチュアルブロガーが壱岐の観光大使を務めていること自体が不適切であるという声も上がり、市議会でも問題点が指摘されている。

 ちなみに当連載にて以前にも説明させていただいていますが、「Happy氏」こと「さちまる氏」とは、自己流にアレンジした「引き寄せの法則」を実践&報告したブログで注目を集めたスピ教祖の女性です。彼女は基本、健康問題に言及することがほぼありませんので、当連載がウォッチングする謎物件の条件には該当しないのですが、問題アリアリの子宮系女子や心理カウンセラーたちと関わりが深いため、その一部とみなしてご紹介させていただいている次第です。

会場で謳われる布ナプの“効能”

 「ええじゃないか文化祭」の会場は、新宿文化センターの大ホール。交響楽団のコンサートにも使われている、都心の大規模なハコで開催できるとは凄い勢いです。ちなみに「ええじゃないか」というフレーズは、縄文祭で披露された「平成ええじゃないか」という歌からとったものでしょう。「ブスでもデブでもええじゃないか」という、インパクトのある歌詞。この歌で2000人越えの縄文祭参加者が深夜まで踊り狂ったのか!? と巷のウォッチャーたちは騒然としたものです。作詞は、今回のイベントの主催者でもある作家の旺季志ずか(おうき しずか)氏。なかなか立派な経歴をお持ちの脚本家でもありますが、Happy氏と出会ったことでスピ活動に拍車がかかっているようです。

 文化祭のステージが始まる前はロビーで「マルシェ」という名の雑貨販売が行われていました。アカシックレコードリーディングやふんどしパンツ、マヤ鑑定書etc… スピ関連サービス&商品が盛りだくさん!

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 出展者たちが床に座り込みそれらを売りさばく光景は、迷い子たちの闇市という風情で、キラキラとドロドロがロビーに詰め込まれたかのような熱気です。コミケに発生するのがオタク雲ならば、あの日文化センターの天井に渦巻いていたのはカルマ雲?(注・カルマ雲は私の幻視です)。それをスピ女子たちは、龍と呼ぶのか。

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 マルシェではこの界隈定番の布ナプキンが、相変わらず存在していました。「手縫いの布ナプキン(1800円)」には根拠なき健康効果が呪文のように書かれていて、いやホントーーーーに聞き飽きた。それだけ定着しているということでもあるので、怖い怖い。

「におい、かゆみ、かぶれ、血の量、痛みが減ります」

 信じれば、叶う! という類のお話としておきましょう(布ナプが肌に合うという人は、かゆみ、かぶれ対策にはなるでしょうけど)。最近twitterで見かけた「布ナプキンそのものをヒーリングする」くらいに新鮮な物件は、なかなか出会えませんね。

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