ドラマ絶好調のテレ朝が『ドクターX』『BG』続編制作で攻めすぎ!!

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 で、肝心の『遊戯みたいにいかない。』なんだけど、朝の早い人はHuluで見逃し配信中だからぜひチェックをしてみてね。内容を軽く紹介すると売れない漫画家・戸塚(角田)とその娘・るみ(山本)、戸塚のアシスタント・荒巻(山下)と、戸塚の幼馴染・鳥飼(飯塚)&担当編集者の足立(豊本)という異色キャストが繰り広げる痛快コメディーなわけ。壮絶な親子喧嘩の成れの果ても見ものだけど、登場人物がいちいち個性的で面倒くさくて面白いの。深夜なのに毎回、驚くほど豪華なゲストが続々と出演するし、シュールな笑いが散りばめられていて見始めたら止まらない。何より東京03の演技力が、ちょと見はコントっぽいんだけど卓越していてたまらないのよ。

 脚本&監督は東京03の盟友であるシチュエーション・コメディーを描かせたら右に出るものなしの奇才・オークラさん。ニイルセンのアニメーションもシュールで見応えがあって、どこをとってもクスリと笑えちゃう秀逸シーンばかり。企画プロデュースは前作『漫画みたいにいかない。』も担当した日テレの川邊昭宏氏。スタッフによると「川邊さんの幅広い人脈が全てを物語っている」そうなんだけど、舞台化までされた人気作。今回もさらなるパワーアップがなされていてため息ものよ。

 膨大なセリフ量があるというのに収録現場は和気あいあいとしていて、誰かの発言にすかさずツッこんだりボケたりして笑いが絶えず。劇中では激しく父娘としてバトってる角田さんと舞花さんも仲良しで何より。

 舞花さんと言えば『王様のブランチ』(TBS系)に出ている時は作り笑いもしないし、ちょっと仏頂面をしている時もあるんだけど、今回の『遊戯みたいに〜』のるみ役はその生意気さ加減や無愛想っぷりがドンピシャで、まさにハマり役。奇抜&ド派手な衣装もさらりと着こなしているし、今や気になる女優さんの1人よ。父親への反抗的な態度も、小悪魔的な言動もシビレちゃう~。適材適所の配役で感動すら覚えちゃうしね。

 あまりに心揺さぶられるから突撃して東京03の皆さんに「見どころを一言」と聞いたら「え、えっと~」と考え出して。最終的には「見どころ? 誰か言えよ。ン?  見どころあったっけ?」なんてオチがついたりで、どこまでもシュールで素敵。キャストの皆さんも大変なのにそんな事はおくびにも出さず、真摯に取り組んでるし、何がいいってスタッフが「心の底からこの現場を楽しんで堪能してる」って事。それが画面からも伝わってくるから見ているこちらも楽しくなるし、ゲストの人たちも「あの現場なら行ってみたい」となって、出演を快く引き受けてくださるんですって。

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