社会

『メレンゲの気持ち』ザギトワ選手の脚当て企画も人権意識の欠如 他人の体を品評するテレビの愚

【この記事のキーワード】

女子アスリートの容姿批評は危険な食事制限を助長する危険性も

 wezzy編集部では以前、スポーツ栄養士の佐藤彩香氏に女子アスリートの無月経問題について取材をしたが、佐藤氏は、月経の選手が多い競技として体型で成績が変わってくる審美系のスポーツを挙げていた。

「生理が来なくてラッキー」では済まされない女子アスリートの無月経問題 スポーツ栄養士の佐藤彩香さんにきく

 アスリートに対して “健康的”というイメージを持っている人は多いだろう。しかし、女子アスリートのなかには過度な食事制限からエネルギー不足となり、無月経…

ウェジー 2018.12.11

 中には「太ってはいけない」というプレッシャーから過度な食事制限へと走り、エネルギー不足でホルモンバランスが崩れ、無月経や骨密度の低下といった問題を引き起こす選手も少なくないという。佐藤氏が見てきた女子アスリートの中には、3年以上月経がないという選手もざらにいたようだ。

 『メレンゲの気持ち』では、「脚当てクイズ」用に用意された村上佳菜子の脚に対して、「太い」などといじる場面があり、3人の選手のスタイルを比較するような形にもなっていた。このように女子アスリートの容姿をメディアが批評することによって、より選手たちに体型維持へのプレッシャーがかかり、過度な食事制限を助長させる可能性もある。

 日本のテレビ番組では、女子アスリートの容姿をクローズアップし“アイドル”かのように扱うことが今もまかり通っているが、他人の容姿を当たり前のように品評することのおかしさを理解しなければいけないだろう。

1 2 3

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。