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佐藤浩市は本当に「安倍首相を揶揄」していたか? 異常な支持者の空気

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テアトル・ド・ポッシュHPより

 俳優の佐藤浩市が、潰瘍性大腸炎を患う安倍晋三首相を揶揄したとして、一部で批判を浴びている。佐藤浩市は5月24日公開の映画『空母いぶき』で内閣総理大臣の垂水慶一郎役を演じており、映画公開にあたって「ビッグコミック」(小学館)2019年5月25日号にインタビューが掲載された。

 そのなかでの発言が、安倍首相の持病を揶揄しているとしてネトウヨ層を中心に大炎上しているのだ。具体的に炎上要因とされている箇所を引用する。

<最初は絶対やりたくないと思いました(笑)。いわゆる体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残ってるんですね>
<彼はストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまうっていう設定にしてもらったんです。だからトイレのシーンでは個室から出てきます>

 作家の百田尚樹氏は<三流役者が、えらそうに!!><思想的にかぶれた役者のたわごとを聞いて、下痢する首相に脚本を変更するような監督の映画なんか観る気がしないというだけ>とツイート。

 また、幻冬舎社長の見城徹氏も<そんなに嫌なら出なければいいだけだ。しかも、人の難病をこんな風に言うなんて。観たいと思っていた映画だけど、僕も観るのはやめました>といったつぶやきを投稿した。

佐藤浩市が設定を変えた理由は安倍首相を貶めるためか?

 このことはワイドショーでも取り上げられる大騒動になっているが、『モーニングショー』(テレビ朝日系)のコメンテーター陣は、「ビッグコミック」での佐藤の発言は安倍首相への揶揄ではない、と全否定した。

 まず、ジャーナリストの青木理氏は、この件で批判している人たちを<(インタビューの文章を)読まれてないんじゃないか><読解力が相当低いのかなと思っちゃうところもある>と喝破。このように語った。

<僕がここから読み取れるのは、一国の総理といっても人間であって、やっぱり色々な弱さとか葛藤とか、それは肉体的な面、精神的な面抱えているなかで、悩みながら色々な判断をくだしていくと。ただし、やっぱり総理になると背負っていく責任がものすごく大きいので、人間が変わっていくんじゃないか。そういう成長だったりとか、人間の内面みたいなものを描きたいというふうに僕には読めるんですよ>
<ある種のリアリティーを追求するために、演じる方がこうしたいと思ったということであって、別に僕これを読んで、安倍さんを馬鹿にしてるとか、病気を茶化してるなんてニュアンスはいっさい感じないんですよ。その辺、ちゃんと読まれて批判されてるのかな>

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