山口達也は芸能界に戻る意思があるのか? 復帰待望論で語られないデメリット

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TOKIO「クモ」

 5月16日発売の「女性セブン」(小学館)が、元TOKIO・山口達也の近況を伝えた。掲載写真には坊主頭にヒゲをたくわえた山口達也の姿が映っており、そこにアイドル時代の面影はない。現在、精神疾患の治療中である山口は、ウォーキングや自転車などのトレーニングに励みながら健康的なライフスタイルを維持すべく努力しているようだ。住まいは都下の家賃7万円台のアパートで、その暮らしぶりは“修行僧”のごとき質素なものだという。山口達也は記者の突撃を受けると、「ご心配かけています……失礼します」とウィスパーボイスで挨拶をし、自転車で走り去っていったとのことだ。

 不祥事からおよそ1年が経つが、各週刊誌は山口達也をウォッチし続け、不定期にその近況を伝えている。最近は徐々に「復帰待望論」が目立つようになっているが、山口の復帰を待ちわびる声は、どこから聞こえてくるのだろうか。

山口達也の脱退後、視聴率が苦戦中の『鉄腕DASH!!』

 1989年9月に結成したTOKIOは今年、25周年のアニバーサリーイヤーを迎えている。25周年記念のコンサートツアーやアルバムの製作も予定されていたというが、山口達也の不祥事によって、すべて水泡に帰してしまった。

 山口達也のTOKIO脱退による影響は、そればかりではない。TOKIOの冠番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)は、かつて視聴率15%越えも当たり前の人気だったが、主力メンバーの山口が抜けてからというもの、視聴率は右肩下がり。昨年12月の放送回では、12.1%まで視聴率が落ち込むこともあった。

 この窮地を脱するべく、最近では関ジャニ∞やKAT-TUNなどジャニーズ事務所のタレントが多く出演するようになっている。今年1月20日の放送には木村拓哉が助っ人として参戦、視聴率は18.6%まで伸びた。その翌々週もV6の井ノ原快彦を呼んで視聴率は16%を越えたが、テコ入れの効果は長くは続かない。直近でいえば、5月5日の放送回が13.3%を記録し、やはり以前ほどの数字を取り戻せてはいない状況だ。

 しかし、日曜夜の花形枠とはいえ、テレビ全体の視聴率が低下しているなかで、この数字ならば十分善戦しているようにも思える。それでも日テレには抜き差しならない事情があるようだ。

 日曜ゴールデンタイムの視聴率は、これまで『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)がトップを独走。しかし昨年10月にスタートした『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が人気を博しており、今年2月にとうとう『イッテQ!』が『ポツンと一軒家』に初敗北を喫した。それからというもの、『ポツンと一軒家』が『イッテQ!』の視聴率を越えることも、珍しくはなくなっている。

 今年も「視聴率三冠王」を堅持したい日テレにとって、看板番組である『イッテQ!』の数字は重要。そのためにも『鉄腕DASH!!』の視聴率を下げるわけにいかない状況と見られている。なにしろ『鉄腕DASH!!』も、テレビ朝日系の裏番組『ナニコレ珍百景』にジワジワと追い上げられつつあるのだ。そこで山口待望論が出始めている。

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