山口達也のTOKIO復帰がまったく現実的ではない理由と、ジャニーズ事務所の責任

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 しかし一方で、再びテレビ・芸能界という多忙でストレスフルな世界に舞い戻ることが、山口達也のこれからにとって良いのかどうか。たとえいつかテレビや芸能の世界に演者として復帰するにしても、かつてこなしていたような情報番組MCやバラエティ番組出演が可能かどうかはわからない。「明るく健康的で頼りになる山口達也」という姿そのものを、そっくり同じに戻すことはできないからだ。10代からジャニーズ事務所でタレントとして活動してきた彼だが、芸能界以外にもこの世界は広がっている。

 また、山口達也は5年以上前から双極性障害の症状があり、精神的に不安定な状態が続いていたという。アルコールの過剰摂取についても、山口が事件を起こしたその日まで、酒抜きのため入院していたほどだ。そうした不調を気づかせぬよう、テレビでは明るく元気なタレントとして振る舞っていた。だが、不調を知っていたのなら、所属事務所は彼を休ませ治療に専念させるべきではなかったのか。少なくとも症状がコントロールできるよう、仕事量の調整はすべきだっただろう。

 双極性障害の症状のなかには、躁状態のときの暴言や性的逸脱などもある。それによって社会的信用を失ったり、家族に見捨てられてしまったり、職や財産を手放すことになってしまうケースが少なくないのだ。山口も早い段階で適切な治療を受けていれば、あの事件を防げたかもしれない。被害者が怖い思いをすることもなかった。

 そのように振り返れば、現時点で「芸能界復帰は」と取り沙汰すること自体、すべきでない。

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