関ジャニ∞の番組がまた…女性差別・肥満体型嘲笑で炎上 テレビの“常識”アップデートを

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 『ありえへん∞世界』の炎上部分は関ジャニ∞メンバーがロケに参加したものではなく、スタッフだけで取材したVTRだったが、『関ジャニ∞クロニクル』の場合はそうではない。

 元日の『関ジャニ∞クロニクル』では、深夜に上野や品川、巣鴨といった街をひとりで歩いている女性に関ジャニ∞のメンバーたちが取材をするという企画を放送。その取材のやり方が問題であった。おひとり様を探すメンバーは大きなバンに乗ってスタッフと移動し、女性を見つけるとバンを路肩に止め、メンバーが外に出て声をかけるのだ。

 この状況に「連れ去り」を連想するなというほうが無理な話で、ヤラセで協力した女性でなければ恐怖を覚えもしたかもしれない。しかも、取材を断った女性に対してしつこく付きまとう、全速力で追いかけるなどの場面もあった。

 さらに取材の過程で、横山裕が<年下の男と付き合っていますよね?><女の色気が出ている><酔うと(男性の)膝とか触ったりしますか?>といった主旨の質問をするなど、初対面の女性に対する度し難いセクハラ発言もあった。

 また横山裕は早朝、神楽坂でランニングをしている女性に<お母さん、ちょっと話聞くことって可能ですか>と声をかけたうえ、女性の横を併走した。女性は<お母さんじゃない。失礼な><テレビはダメ><どうせくだらないテレビ>と取材を拒否。しかし、それでも横山とカメラは女性を追い続け、<しんどい、やめて><しつこいね>と言われるまで話しかけ続けた。その後、取材を断られた横山はカメラに向かって<くだらないバラエティだって>と憮然とした顔を浮かべる。

テレビ製作側は早急に価値観をアップデートするべき

 「常連客の性別が分からない」という依頼に応えるかたちで、一般人の免許証を見たり、体を触って性別を確認するロケ内容を放送した『かんさい情報ネットten.』(読売テレビ)、名前と上半身が隠された3人の女子フィギュア選手の写真が並べられ、そのなかからアリーナ・ザギトワ選手の脚を当てるクイズを放送した『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)など、ここ最近、バラエティ番組やワイドショーでの炎上騒動は頻発している。

 今回の『ありえへん∞世界』も含め、本稿で取り上げた企画や演出はこれまでであればなんの問題もなくスルーされてきたものだろう。しかし、視聴者の価値観や倫理観がアップデートされ続ける今、違和感は増幅している。テレビ製作者サイドの“常識”も、更新し続ける必要があるだろう。

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