社会

少子化でも「不登校」の数は過去最多 不登校は「問題行動ではない」との理解は広まっているか

【この記事のキーワード】
少子化でも「不登校」の数は過去最多 不登校は「問題行動ではない」との理解は広まっているかの画像1

「Getty Images」より

 子どもの数は年々減少傾向にあるが、小・中学校における不登校の児童生徒数は過去最多となっている。

 2018年(平成30年)に文部科学省が発表した「平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」によると、小・中学校における不登校の児童生徒数は過去最多となる14万4031人であった。ここで「不登校」にカウントされているのは、年度間に連続又は断続して30日以上欠席した児童生徒のうち、<何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にある者>、ただし、「病気」や「経済的理由」による者は除かれている。

 また、日本財団が2018年に実施した「不登校傾向にある子どもの実態調査」の結果からは、不登校傾向にある中学生は全体の10.2%にあたる33万人と推計されている。

 少子化にもかかわらず不登校の児童・生徒が増加している要因のひとつは、「無理に学校に行く必要はない」という認識が広まりつつことだろう。

 毎年8月下旬になると、子どもの自殺への注意喚起や警告がなされ、TwitterなどのSNSでは「学校へ行かなくてもいい」「学校が辛い子は図書館へおいで」といったメッセージの発信が増えてきた。長い夏休みが始まり2学期が始まる9月1日は、子どもの自殺が最も多い日だからだ。学校に通うことに絶望して、自ら命を絶つ子どもがいる。

 それは9月1日に限ったことではない。今年のゴールデンウイークは10連休というかつてない大型連休となったため、夏休み明け同様、学校が始まることに絶望し追い詰められる子がいるのではないかと懸念されていた。

1 2

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。