乃木坂46生田絵梨花の『レ・ミゼラブル』にミュージカルファンの厳しい視線

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 ヴィクトル・ユゴーの長編小説を原作にした「レ・ミゼラブル」は、1980年パリで誕生したミュージカル。一度は忘れられたものの、イギリスの演劇プロデューサー、キャメロン・マッキントッシュの手によりブラッシュアップされ、王立劇団ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーにより85年に上演、87年にはアメリカ・ブロードウェイで上演されトニー賞8部門で受賞し、以来50カ国・地域で公演されています。日本初演はブロードウェイのわずか3カ月後で、世界で3カ国目の上演であり、日本中のミュージカル好きから深く愛されつづけています。2009年にはイギリスで、あらすじと音楽以外を一新した新演出に。2012年に公開され大ヒットしたヒュー・ジャックマン主演の同名映画は、この新演出版に則っています。

 1815年のフランス。パンを盗んだ罪で19年間収監されていたジャン・バルジャンは、世間の冷たい仕打ちに心を荒ませていくなか、唯一慈悲をかけてくれた司祭の愛に触れ、生まれ変わる決意をします。薄幸の女性ファンティーヌの遺児で、悪辣なテナルディエ夫妻に預けられ虐げられていたコゼットを引き取りますが、自身の信じる正義を貫くジャベール警部はバルジャンの身柄を追いつづけていました。

キャリアは積んできた

 10年後のパリ、バルジャンとともに貧しいひとたちに施しをしていたコゼットは、革命を訴える学生、マリウスと出会い、一目で恋に落ちます。マリウスに思いを寄せるテナルディエ夫妻の娘エポニーヌの協力でコゼットたちの恋は実るものの、学生たちは革命に失敗し命を落とします。重症を負ったマリウスはバルジャンに助けだされ、コゼットと結ばれますが、バルジャンは娘の幸せを見届け、去っていきます。

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乃木坂46生田絵梨花の『レ・ミゼラブル』にミュージカルファンの厳しい視線の画像2 ウェジー 2019.04.06

「レ・ミゼラブル」への出演には、厳しいオーディションに合格しなくていけないことで知られています。日本版の上演であってもイギリスからスタッフが来日し、マッキントッシュ自身に認められなくては出演できず、いちど合格しても降板させられるケースもたびたび。これはすでにミュージカルで活躍している俳優もすべて同じで、演者の知名度は一切考慮されません。

 生田が「レ・ミゼラブル」に出演するのは、2017年上演での同役に引きつづき2度目。これまで「ロミオ&ジュリエット」(17、19年)「モーツァルト!」(18年)などの人気作でもヒロイン役を演じ、レ・ミゼの厳しいオーディションも再度勝ち抜いたのは、もはや新進とはいえない立派なミュージカル女優といえそうな経歴。生田ファンが賛美するのは当然のことでしょう。

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