資生堂CMが炎上で公開中止 なぜ資生堂の広告で女性蔑視が繰り返されてしまうのか

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資生堂グループ社員の枕営業強要告発も

 また、「週刊文春」(文藝春秋)2019年4月25日号が、資生堂グループの社員が<俺の力で資生堂の広告に出してあげる>といった誘い文句でモデルやグラビアアイドルに枕営業を強要していたと報じたことも記憶に新しい。

 記事で告発しているのは2人。ひとり目のモデルの女性は、「2020年に原宿駅前に開業する大型複合ビルに設置されるランウェイを歩くことができる」と誘われ、この男に強引に部屋まで上がり込まれ肉体関係をもってしまった。その後、男は頻繁にモデル女性の部屋を訪れるようになったという。

 もうひとり告発しているグラビアアイドルの女性は、男がキャスティングに関して強い影響力をもっていることを誇示して酒の席をセッティングしたと告発。男は一軒目では女性の太ももを撫で、二軒目のバーではエレベーターで強引にふたりだけの空間をつくり、無理やりキスして舌を入れてきたうえ、胸や股間を触ったという。その後、彼女のもとには<仕事欲しいんでしょ。だったら二人だけの内緒ね>と、誘いのLINEが頻繁に来るようになったが、これに抗議すれば仕事がなくなってしまう不安に怯えて、誰にもそのことを打ち明けることができなかったそうだ。

 資生堂は日本経済界においてリーダーシップを取るべき大企業である。コンプライアンスや表現に万全を期し、新しい時代の社会をつくるにあたって女性差別などの問題に関してリードする立場を期待されている。「炎上したので撤回」という安易な広告が蔓延る中、資生堂はせめて、アネッサのプロモーションをわずか1日で終了させたことについて、説明してしかるべきではないだろうか。

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