家計簿を見ても気づかない、あなたの「ムダ出費」の見つけ方

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一人前の大人だから、と考える人がハマるムダ出費

 先に述べたようなムダ出費は、比較的簡単に改善できるのですが、もっと根深いものもあります。よく耳にするのが、「人に誘われると断れない。お金を理由にはなおさら断れない」という声です。さらには、食事や飲み会では「自分のほうが年上だから、後輩より多めに払う」との弁も。財布の中が寂しいとしても、社会人としては断りにくいし、自分が年長なら多く払うべき、と考えるマジメな人が陥る「一人前の大人だから出費」が財布を軽くさせてしまう原因の1つに。さらには、ケチな人・付き合いの悪い人とは思われたくない、断って自分だけ誘われなくなったらイヤという感情もあり、難しいところ。こうした出費がすべてムダ出費というわけではありませんが、あまりに頻度が多いなら対策を考えましょう。

  たとえば後輩から誘われたら、夜ではなくちょっといいお店のランチにする。ランチなら時間も決まっているし、会計も夜ほどはかからないでしょう。大人数の飲み会なら、あえて幹事をかって出る。最近はぐるなびや食べログなどネットでお店を予約することが多いものですが、幹事は参加人数に応じて予約サイトのポイントがもらえるサービスがあります。あるいは、「自分は千ベロの店担当です」と宣言し、あえて激安居酒屋ばかりをリストアップする。お金がないから安い店に行くのではなく、安くて美味いと評判の店をリサーチしにいこう、という名目なら、参加者も楽しんでくれるのではないでしょうか。

中には払っていることを忘れている出費も?

 究極のムダ遣い、それは払っていることを忘れている出費です。財布から出ていくお金ばかりが使うお金ではありません。毎月口座引き落としやカード払いで定期的に払っているお金は、出入りを見ることがないためにあまり意識に上がらないものです。

 最近では預金通帳も紙ではなくネット通帳になったり、カードの明細もサイトやアプリで確認する方式に変わっています。あえてサイトを見にいくというアクションを起こさないと、それを見ないまま支払いだけが続いているということに。

 なかには、自分が契約した記憶すらおぼろげな定期支払いがまだ残っていることも。最近、筆者自身もそんな経験をしました。携帯料金の支払い明細を改めて見ていた時に、ずっと昔に契約した定額サービスが残っていたことに気づき、本当に驚きました。それは、ガラケー時代に契約したサービスで、合計で月に約500円。もちろん現在はスマートフォンを使っているので、スマホに切り替えた際、てっきりガラケー用の契約はそこで終了していると思い込んでいたのです。もう数年間も、使ってもいないサービス料金500円を毎月支払っていたと思うとぞっとしました。

 定期的に明細もチェックしていたつもりでしたが、トータルの代金は毎月それほど変わらなかったために、あまり細かく見ていなかったのだと思います。スマホに換えてからは有料アプリも動画サービスも使っていなかったので、まさかそんなガラケー時代の支払いが紛れ込んでいたとは思いもしませんでした。概算すると、4万円近くもまったくムダな支払いを続けてきたことに……。今回気づかなければ、一生払い続けていたかもしれませんね。

 ムダ出費の落とし穴は意外なところにもあるもの。普段のお金行動、そして気づかないまま支払っているお金の明細を改めてチェックしてみることをお勧めします。

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