ごく普通のサラリーマンが「お金持ち」になるための究極的な解答

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「GettyImages」より

 「情報」というのは経済的に豊かになれるかどうかを決める大事な要素である。正しい情報を持っていなければ、ビジネスや投資で成功するのは難しい。

 世の中は、どうすればお金持ちになれるのかという話で溢れかえっているが、情報に関するノウハウというのは驚くほど少ない。多くの人がいかに情報に無頓着であるかを示しているわけだが、逆に考えればこれはチャンスでもある。多くの人が情報をないがしろにしているなら、ここを重視した人は圧倒的に有利な立場に立てるからである。

お金持ち本を大人買いした結果は…

 ごく普通のサラリーマンが、お金持ちになるにはどうすればよいのだろうか。この問いに対する究極的な解答というのは実は1つしかない。それは稼ぎの一定割合を毎月、必ず貯蓄し、それを何らかの形で投資することである。

 これを着実に実践していけば、それなりの確率でお金持ちになれるのだが、この話をするとたいていの人が「そんなことは誰でも知っている」「貯蓄しようと皆が思っているができないのだ」「何に投資をしたらよいのかわからない」といった反応を返してくる。ひどい人になると「誰でも言えるようなことを言って恥ずかしくないのか」と罵倒する人さえいる。

 こうした反応を返してしまう人は、この段階ですでにお金持ちレースから脱落しているのだが、本人はそれに気づいていない。

 筆者は上記の方法を愚直に実践して、それなりの資産を構築することに成功したが、すべては情報のおかげといってよい。20代の頃、どうすれば経済的に豊かになれるのか真剣に考え、お金持ち本の「大人買い」をやってみた。

 書籍は決して安い商品ではないが、それでも1500円の書籍を20冊買っても3万円である。お金持ちになりたいと真剣に考える人間にとって3万円をケチっているようでは話にならないと判断し、「お金持ちになる方法」といった類の本を片っ端から買い漁った。

 すべての本を読んだ結果、どの本にも書いてある共通の話題というものが見えてきたのだが、それが先ほど説明した強制貯蓄と投資の継続であった。多くの成功者が語っているのなら、それが真実なのだろうと考えた筆者は、その通りに実践し、相応の結果を得た。

 筆者が成功した理由はただひとつ、一般的な法則を知り、素直に実践したことである。もし「そんなことはわかっているが、なかなか貯蓄はできない」など、行動に移さないための言い訳を考えていたなら、おそらく資産形成には失敗しただろう。筆者も若い時にはあまりお金がなかったが、足りない分は副業で乗り切った。

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