生活保護22万円に「ずるい」の批判が続出、問題は働いても満足な給料がもらえないことではないか

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「給料が低い」という理由で夫は仕事を辞める

 車中生活6カ月目にさおりさんの妊娠が発覚。「車では育てられない」からと、「シェルターみたいな」施設に入所して二人は結婚、長女が生まれた。施設の紹介で、ゆうたさんは月給17万円の医療事務職に就き、さらに役所のアドバイスで生活保護費として5万円が支給されるようになった。合計で22万円だ。

 「どん底から再出発」を果たしたはずだったが、ゆうたさんはさおりさんに無断で仕事を辞め無職となり、スマホゲームばかりしている。「身寄りのない自分を助けてくれた負い目」のあるさおりさんは、ゆうたさんを追及できずにいるが、真面目に転職活動をしなければ生活保護が打ち切られるのではないかと懸念しており、ゆうたさんに「働いてほしい」「もっと子どものこと考えて欲しい」「生活保護に頼らなくていいように安定した仕事に就いてほしい」と望んでいる。

 幼少期に虐待を受け、「保護」される形で施設に入ったというさおりさんが、施設から高校へ通っていたのか否か、18歳で施設を出る時に就職先あるいは進学先、そして住居を確保していたのかは、はっきりと語られていない。「次の行き先」を確保した状態で施設を出たが、失職や退学などに伴い住居を離れざるを得なくなるというケースもあるだろう。「家がない」状態に陥った彼女は、福祉に助けを求めるよりも、車中泊をするゆうたさんのところに身を寄せることを選択した。

 一方で、妊娠発覚後は車中泊で子どもを育てることはできないと考え、シェルターを頼っており、これは、誕生した長女にとってもさおりさん・ゆうたさん夫妻にとっても賢明な選択だった。しかしながら、ゆうたさんに紹介された医療事務の仕事は月給17万円。家族3人が暮らすのに十分な額ではなく、ゆうたさんが仕事を続けていた頃も、生活保護費として5万円受給していた。仕事を辞めてからは生活保護費22万円で生活している。

片岡夫妻を責め立てるスタジオ出演者たち

 徹底討論のため、片岡夫妻は番組のスタジオに登場。ゆうたさんが、転職先として考えている運送業は、いわば「個人事業主」であり、甘い世界ではないとデヴィ夫人らは糾弾する。
 
<バカじゃないあなた。学歴もない、仕事の経歴もそんなにない人がそんなに稼げると思います?>

<私恐ろしいことだと思うわ。20歳の男の子が、ぬくぬくと生活保護で20万もらっている、ゲーム遊びしている、子どもを産んで。悪いけどこの世の中にはあなたたちよりもっと不幸な人がいますよ。生活保護を本当に受けなきゃいけない人たちが。あなたたち五体満足で、しかも若いじゃない。体力的にだって十分にあるでしょ。あなたスマホ使える身分じゃないじゃないですか>

<天から降ってくるわけ、20万円? とんでもないわ>

<全然同情の余地なんかないですよ! 働きなさい、あなた>

 しかし、ゆうたさんの<学歴もない、仕事の経歴もそんなにない>という状況の背景には何があるのか、デヴィ夫人は考えを巡らせたのだろうか。

<本心はもうゲームできてて、お金も生活保護でもらえるしっていうのない?>と問いかける加藤浩次に、ゆうたさんは<ゲームも確かにやりたいですけど、それと同時に20万でもちょっと、3人分、自分と妻と子どもなんでやっぱ足りない……。そういう意味では本当に(仕事を)しなきゃいけないとは思ってはいたんですけど、確かに行動には全然出てないですね>と説明する。

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