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川崎登戸殺傷事件でカリタス学園に電話する『とくダネ』 被害者周辺を嗅ぎまわる取材は自粛を

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「Getty Images」より

 5月28日朝、神奈川県川崎市の登戸駅近くで、スクールバスを待っていた小学生17人と大人2人の19人が、男に次々と刺される事件が起こった。小学生女児と、別の児童の父親である39歳男性、2人の死亡が確認されている。また、刺した男も自らの首付近を切って死亡。所持品などから犯人は、川崎市麻生区に住む51歳の男と見られている。

 小学生らは学園法人カリタス学園のカリタス小学校に通うため、スクールバスに乗り込む最中だったといい、犯人の男は「ぶっ殺してやる」などと叫んでいたとの目撃情報も伝えられている。

事件発生直後、カリタス学園に電話

 今朝のワイドショーでは、まず事件発生の速報が入り、その後で事件現場の様子が伝えられた。上空からの映像、事件現場で救命活動が行われる様子などを各局が繰り返し流したが、複数の血だまりなど、残酷な現実が映されていた。マスコミが上空から撮影しているため、救護活動は上の部分もブルーシートで覆いながらする必要があるなど、救助活動の妨げになっているという指摘もある。

 さらに『とくダネ!』(フジテレビ系)では、現場中継をしていた笠井信輔アナウンサーが、カリタス学園への電話取材を試みたと発言している。

「さらにカリタス学園にも電話をしたところですね、<カリタス学園も非常に混乱していて情報が錯綜している>と、<今日午前中授業にするかどうかもこれから決めなきゃいけない>ということでして……」

 しかし、わずか1時間前、児童たちが被害に遭ったと報せを受け、動揺する中で対応に追われているカリタス学園に電話をして何を聞くことができるのか。

 今月8日には、滋賀県大津市で普通乗用車が軽自動車にぶつかった反動で、軽自動車が散歩中の保育園児の列に突っ込み、園児13人と保育士2人の15人が救急搬送されるという痛ましい事件が起きた。この事故で園児2人が亡くなった。事件当日の18時、被害に遭った園児らが通っていた保育園の園長らは記者会見を開いたが、保育園に落ち度があったことを暗示するような不適切な質問をする記者もいた。

 また、亡くなった園児の遺族は発表したコメントの最後で、マスメディアへの報道・取材の自粛を呼び掛けていたが、多くのワイドショーがこれをカットしており、「自分たちに都合が悪いから意図的に報道しなかった」と批判が相次いでいた。

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