名作映画『レオン』から25年、ナタリー・ポートマンが「リメイクを望まない」理由

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 これに先立つ2017年11月、ナタリー・ポートマンは、ヴァルチャー・フェスティバル2017で、<性的暴力は受けていないものの、私が関わったほとんどの作品で何かしらの差別やハラスメントは経験した><はじめは人に話せるような体験談はないと思ったけど、よく考えたら100以上の体験談を持っていた><まだ私が子供だった頃から、世間は私の体を見て言いたい放題言った>と語った。

 あるプロデューサーからは、プライベートジェット機で目的地まで送ってあげると誘われ、会社のスタッフも一緒だと聞いていたが、実際に飛行機に乗ると、プロデューサーと二人きりでベッドが用意されていたという。ナタリー・ポートマンは、「すごく居心地が悪い」と伝え、襲われはしなかったそうだが、<でもそれでよかったでは済まされないと思う。そういう行為を許してはいけない><権力を武器に女性を抑圧してはいけない><本当に怖い思いをした>と訴えた。

 また、『レオン』でマチルダ役を演じたことによって、メディアから“ロリータ”扱いされたことも<怖かった>といい、キスシーンやセクシャルなシーンを避けた時期もあったという。

 こうした告白を、社会が真剣に受け止め、認め、改善を促すようになった。それこそが大きな変化だ。『レオン』は名作だが、現代において当時の設定・演出を変えずにリメイクすることはふさわしくない。それは表現の自粛を求めるものではなく、価値観のアップデートを求めているのだ。

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