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スプラトゥーン大会で優勝した女子高生「あきうー」さんに容姿批判 セクハラは「女の運命」か

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【完成】ゲーム大会優勝の女性プレイヤーに降りかかる容姿批判やセクハラは「女の運命」なのかの画像1

スプラトゥーン甲子園2019公式ホームページより

 人気ゲーム「Splatoon」(スプラトゥーン)や「Splatoon2」の公式大会に出場していた女性プレイヤー「あきうー」さんが、容姿への批判に対する悲痛な思いを自身のブログに投稿している。「あきうー」さんは5月21日、「自分にとってのSplatoon」というタイトルで自身のはてなブログを更新。2年前の高校2年生の時、初めて出演した公式大会で優勝した頃から、ネット上で容姿に対する批判を受けていたことを告白した。

<表舞台に立つ上で批判は付き物だと分かってはいても、当時の私にはとてもそれがショックでした。私はゲームの大会で容姿を評価をされに行ったわけではなかったです>

 あきうーさんは、ツイッターでの批判には反応しないように努めていたが、公式大会に出場するごとに誹謗中傷がエスカレートしていったという。

<「女は容姿を評価される運命だから仕方ない」というコメントを見た時に、あぁもう終わりにしなきゃいけないんだなと思いました。(略)写真を撮られるのが怖い。人と目を見て話すのも怖くなってしまいました。完全に自分の問題ではあると思うのですが、自分の容姿を見て人を不快にさせてしまうことへの恐怖が大きくなっていきました>

 なお、あきうーさんは自身への誹謗中傷へ反論する意図で、ブログを投稿したわけではないという。

<知らない人だから傷つけても大丈夫、何を言っても大丈夫という考えは、そう簡単になくなることはなさそうです>
<私が1番言いたいことは、自分の中で辛いことが起こる時、それを無理してやる必要はないんだということ。辛いの裏側が必ずしも幸せとは限らないのだと知りました>

 ブログの結びには、大会に出場したチームのメンバーや、応援してくれた方々への感謝の言葉が綴られている。

 これに対し、Twitterでは「読んでいて悲しくなった」「容姿を叩くような風潮どうにかならないのかな」「あきうーさんを傷つけた人許せない」などのコメントが寄せられている。

他人の容姿は「品評してかまわないもの」?

 あきうーさんは4名構成のチーム「ばぼにゃんず†」の一員。「Splatoon」公式大会のゲーム対戦風景は、動画サイト「ニコニコ動画」上で配信され、プレイヤーも出演者として動画に登場したが、視聴者からは悪意のあるコメントも見られた。容姿をなじったり貶めたりするコメントや、なかにはセクハラまがいのコメントもついたのだ。男性プレイヤーに対しては、そうしたコメントはつきにくい。この流れはTwitterやまとめサイトにも飛び火し、あきうーさんへのバッシングがネット上に広まっていった。

 ネットの匿名性に気を大きくしたユーザーが、他者に向けて好き勝手な暴言をぶつける光景は、ネットのそこかしこで見られる。しかし書き込むユーザーも人間だが、その相手も人間だ。個人の身体的特徴についていわれのない誹謗中傷を受ければ、人間は傷つく。これはあきうーさんが女性であるという点には拠らず、男女の別なく誰しもがそうだろう。

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