読売テレビ“人権侵害ロケ事件”は氷山の一角! 人権意識に欠ける関西ローカル番組の実態とは?

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人権を軽視する吉本芸人の笑い

 関西のテレビ業界を一言で表現するならば、それは“よしもと一色”と言えるだろう。関西ローカル番組枠の多くに、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の芸人が顔を見せ、ある番組では出演者全員がよしもと芸人というケースもある。

 これだけの芸人が集まると頻発するのが、芸人同士の中だけで成立する“イジり”と、“オイシイ”とされる罰ゲームやドッキリ系の企画だ。関西のテレビにはそれが実に多く、人権意識を軽んじた言動がみられる。

 特に顕著だったのが、昨年6月まで放送されていた深夜番組『吉本超合金A』(テレビ大阪)だ。番組名からもわかる通り、よしもとが制作に協力した若手芸人総出演のお笑い番組だが、深夜番組をよいことに度を越えたイジりを展開していた。T氏も、この番組について「面白ければ何をやってもいいという姿勢を改めるべき」と指摘する。

 「お笑いを愛する私でさえも、ちょっと疑問を抱く内容が多かったですよ。女性芸人に罰ゲームとして男性が着用していたパンツを頭に被せるとか、一般の老人をおちょくるとか……。最も気になったのは、とある後輩芸人の外見を笑いにしたことです。その芸人は、生まれつき皮膚が弱く頭髪も薄い。それを、ひどいツッコミで笑いにしていました。その芸人は容姿をウリのひとつにしているとしても、世の中には、彼と同じような症状で悩んでいる人も多いことを知っているはずなのに、なんでそこまでできるのか理解に苦しみます」

 T氏とは別のテレビ関係者によると、その過激すぎる内容がテレビ局内で問題視されたという。そこで、世間から非難される前に終了させるべきとの声が相次ぎ、番組開始から1年経たないうちに番組は幕を閉じたと聞く。

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