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ワーママの1日の時間割、「キラキラ」じゃない「ダラダラ」ver.を紹介!

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ワーキングマザーの時間割、「キラキラ」より「ダラダラ」したい!の画像1

「Getty Images」より

 働く母親、ワーキングマザーは常に忙しいものとされている。実際、「仕事しながら育児も家事もほぼ一人でこなす」といった、多忙な生活を送るワーママは多くいるのだろう。先日、Twitterであるワーキングマザーの投稿が話題になった。

 某有名女性誌に<ワーママのタイムスケジュール>を依頼されたという投稿者。しかし、提出したタイムスケジュールは<書き直しを言い渡された>という。

 投稿者を「輝くワーママ」として紹介したいらしい女性誌は、タイムスケジュールに<カフェでランチ><帰りにちょこっとヨガ>などの<キラキラ系>を組み込み、夕食もプロが盛りつけた画像で紹介したいと求めてきたそうだ。投稿者は掲載を断ったという。

キラキラ詰め込みスケジュール=激務!!!

 女性向けのメディアではしばしば、<ワーママのタイムスケジュール>を取り上げる。それらは「キラキラ」を通り越して「過酷」に見えることも少なくない。

 たとえば、「Domani」(小学館)の連載「女の時間割」は、基本的にいつも「ありえない!(笑)」という感想を持ってしまう。

 現在発売中の2019年6月号では、某外資系企業でコンシューマー&ビジネスマーケティング総括本部部長を務める42歳のワーキングマザーの<とある月曜日>と<とある土曜日>が紹介されている。

 <とある月曜日>は、4時に起床して家事、5時からSkypeで英会話レッスン、5時半には夕食の支度とお弁当作り。6時に子どもたちが起床し朝食を食べさせ、7時半に次女と家を出て、9時出社、17時半退社となっている。

 19時半に家族で夕食、20時半に子どもたちと読書、21時半にメールチェックや翌日の食事準備や入浴、24時就寝。前日の就寝時間や翌日の起床時間は不明だが、4時起床・24時就寝とは驚愕だ。

 <とある土曜日>は、6時起床、7時Skype英会話レッスン、8時に車で1週間分の食材買い出し、9時に帰宅・メールチェック、11時に家族で公園などへ出かけ、15時に夫とテニスのプライベートレッスン、18時に帰宅・入浴。19時には長女のテニス仲間2~3家族で夕食。21時半に帰宅して、22時に子どもたちと読書、24時就寝。

 自分の時間、家族で過ごす時間、夫婦で過ごす時間、子どもの友達家族と過ごす時間、子どもと過ごす時間を、1日の中でしっかり確保しているのは見事で、「キラキラ」「充実」している。とはいえ、休日であっても6時起床・24時就寝とは……その体力に脱帽だ。

私(30代/フリーライター/子ども4歳)のタイムスケジュール

 筆者(30代/フリーライター/子ども4歳)もワーママだが、平日も休日も「キラキラ」要素は皆無の日々を送っている。おおまかな平日のスケジュールは次の通りだ。

6時半~7時 起床して自分の身支度。
7時 子どもを起こして朝食、保育園の準備。洗濯機を回す日もある。
8時 子どもを保育園に送る。
8時半 自宅に戻り仕事。洗濯機を回した日は干してから。
昼食はキリのいいタイミングで。スーパーに買い出しに行く日も。
17時40分 仕事を切り上げ、子どものお迎えに。
18時~18時半 帰宅。
18時半 入浴。
19時半 夕食、食器洗いなどの家事。
20時半 子どもと遊んだり、スマホを見たり、ダラダラしたり。
21時半~22時 歯磨き、就寝。

 これは本当に「おおまか」なスケジュール。寝坊対策として目覚ましアラームは6時半と7時の時間差でセットしてあり、6時半に起きる日もあれば、二度寝して7時に起きる日もある。

 保育園のお迎え~帰宅にかけては、時間帯や方向の重なる子ども同士で遊んでしまうこともあるから帰宅時間は一定ではなく、帰宅後の入浴や夕食作りにかかる時間、子どもの食べるペースもその日によって異なる。

 すぐに子どもが寝る日もあれば、なかなか寝ない日もある。

 子どもと一緒に寝落ちする日もあれば、子どもが寝た後に仕事の続きをしたり、好きなことをする日もある。あるけれど、ヨガや英会話レッスンなどといった響きの良い時間の使い方はしていない。テレビ、読書、YouTube、Instagram、フリマアプリの巡回などが日常だ。

 ちなみに休日は子どもに起こされ、子どもにせがまれテレビをつけて(特に日曜朝は子ども向けアニメが充実している)、朝食、洗濯、掃除機がけなどを済ませ、天気が悪くなければ近所の公園か、電車を利用して大きな公園やショッピングモールなどに出かける。

 基本的に土地勘のある慣れた場所にしか行かず、お昼はファーストフード系が中心。友達親子と遊ぶなどの予定が入っていれば、早起きすることもある。

 キラキラしていないし、それほど過酷で大変でもない日常。結婚していないので夫はおらず、ワンオペ育児だが、自分のペースで細々とやっている。同じように、自分なりのリズムで育児と仕事を両立しているワーママ4人の協力を得て、そのタイムスケジュールを教えてもらった。

Aさん(30代/会社員/夫あり/子は小学2年生と3年生/東京在住)

<平日>

7時 家族全員で起床・朝食。
8時 子供を学校付近まで送り、電車に乗って出社。
9時 会社到着、仕事。
12時 昼休憩。
18時半 退社(子供たちは宿題を学童で済ませて18時に帰宅済み/夫も18時には帰宅)。
19時半 家族全員で夕食。
20時半 それぞれ入浴。
子供も大人もダラダラタイム。洗濯ものを仕舞うなど。掃除は土日しかやらない。
21時半 食事の片付け・明日の学校の支度など。
22時すぎ 歯磨き、就寝(親子同時に寝る)。
※仕事が残っていれば23時頃から終わるまでやる。

<休日>

9時 起床・朝食。
子どもも大人もダラダラタイム1。
12時 昼食。
父子がポケモンGOをやりに外出したり、子だけ友達の家へ遊びに出かけたりすることが多い。
自分(母)はごろごろしたり、夕食の支度や掃除機がけなどをする。
18時 家族全員で夕食。
子供も大人もダラダラタイム2。
20時 それぞれ入浴。
子供も大人もダラダラタイム3。
22時 就寝。

 自他ともに認める「ダラママ」だというAさん。職場ではチームリーダーで忙しく、家では基本的にのんびりしたい派。

 日曜の午後、牛スネをじっくり煮込むなど手間のかかる料理をすることがストレス発散で癒しだそう。土曜の夜は外食が多いという。

 夫は自営業者で、帰宅時間はまちまちだが、基本的には子供の帰宅時間に合わせられるように仕事のスケジュールを組んでいる。夫の帰りが遅くなる日は、Aさんが17時に仕事を切り上げる。

Bさん(30代/週3パート/夫あり/子は保育園5歳児クラス/東海地方在住)

<平日>

6時半 子供を起こして二度寝(子供の朝食、学校付近までの見送りは父親)。
10時 起床、朝食、身支度。
10時40分 出勤(飲食店でホールのパートをしている)。
14時半 ほぼ毎回、店が暇なため早めに退勤。
〜15時半 買い物、夕食の支度。
15時40分 子供を保育園へお迎え。
16時 帰宅。部屋の片付け、明日の支度、夕食の用意、テレビなどを見て過ごす。
18時 夫が帰宅、家族全員で夕食。
19時半 父子で入浴。
20時半 子供の寝かしつけ。
21時 自分の入浴。
21時半 ゴロゴロ、スマホ、テレビ、たまにストレッチや筋トレ。
24時 就寝。

<休日>

8時 父子起床。
10時 起床。
掃除・洗濯などを済ませる。
12時 昼食。
13時 家族で外出。
20時 帰宅、入浴。
20時半 子供の寝かしつけ。
21時 ゴロゴロ、スマホ、テレビ、たまにストレッチや筋トレ。
24時 就寝。

 Bさんの夫は、職場が家から近いものの勤務時間はやや変則的で、いったん帰宅し夕食をとってから夜勤に出ることもあるという。育児負担が母親に偏ることは避けており、なるべく夫婦で平等に。息子はいっぱい遊んでくれるパパが大好き。

 休日の外出は、「家族でちょっと遠めの広い公園とか行って、買い物して、美味くも不味くもない外食をして帰ってくることが多い」そう。

Cさん(20代/会社員/夫あり/子は保育園2歳児クラス/東京在住)

<平日>

7時 起床・朝食・晴れていれば洗濯。
8時半 子どもを送って出社。
9時半 会社到着、仕事。
12時 昼休憩。
17時 退社、保育園迎え。
18時 帰宅・夕食作り。
18時半 夫帰宅、夕食。
19時半 子供と一緒に入浴(入浴の間、夫が皿洗い)。
20時 子供も大人もダラダラ。
21時 歯磨き・寝かしつけ。
23時半 連絡帳書き、保育園の支度、ゴミまとめ等の雑事をやって就寝。

 Aさん、Bさん同様、夫の帰宅時間が早い。お子さんはイヤイヤ期であり、なだめるのが大変だとか。掃除や洗濯は夫のほうが得意だが、料理はできないためCさんが担当。「基本、一汁一菜しか作らないです」という。

 親子のダラダラタイムの過ごし方は、「Amazonプライムで子どもが好きな動画を観ていることが多い」そう。ちなみに、「3日に1日は子どもと一緒に寝落ちて朝まで起きない……」そうで、翌朝の保育園の支度がバタつくとのこと。

Dさん(30代/会社員/夫あり/子は小学一年生/千葉在住)

<平日>

5時半 起床。
5時50分 朝食準備、洗濯。
6時10分 主人、子、私の順で朝食。
6時50分 食卓の片付け。
7時10分 子の身支度を手伝う。
7時半 自分の身支度。
7時55分 子を小学校近くまで見送り、そのまま電車で通勤1時間40分。
10時10分 会社到着、仕事。
昼は適当。
16時40分 退社。
18時~18時半 子供を学童へお迎え。
19時 夕飯準備。
19時40分 母子で夕飯。夫の帰宅時間は遅いことが多く、また夫は馴染みの居酒屋など外で食べてくる頻度が高い。
20時30分 母子で入浴。
21時~21時半 子供と就寝、もしくは24時くらいまで仕事。

 企画職に就くDさんはとにかく通勤時間が長く、どうしても時短勤務にならざるを得ない。リモートワークの日もあるという。

 夫婦とも東京都心部に勤めているため、夫もまた長時間通勤で、帰宅は子供が寝た後になることが大半。平日はほぼワンオペ育児だそう。

 しかし一方で、夫は土日祝はしっかり休める職種、Dさんは土日祝もイベント運営などで出勤することがあり、そうした日は夫がワンオペ奮闘するという。

 近所に住むDさんの両親(実母はまだ仕事を続けているが実父は定年し自由を満喫)も孫を溺愛しており、特に実父がしばしばジイジとして孫育てに出動してくれるそうだ。

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 どんな親も仕事に加えて家事や育児など「やらざるを得ないこと」がそれなりにあるわけだが、今回ご紹介したワーママの皆さんは、そのひとつひとつに対して丁寧に取り組む、工夫する、雑誌で紹介されているような隙間時間の活用や時短アイテムなどのワザを駆使している……というわけではなく、適度に手を抜くようにしている。

 言ってみれば、とりたてて上質な時間の過ごし方を求めるよりは、いかに気楽に無理せず生活するかを重視している。

 また、夫が殊更“イクメン”というわけではなく、ごく当たり前に家庭にコミットしているのも共通していた。ただどの家庭も最初からそうだったわけではないようで、Aさんの夫は「数年前に脱サラして自営になってから子供と深く関わるようになった」という。

 Dさんの夫は一人暮らしが長く家事スキルは高いが、休日出勤の日以外は家事育児すべてDさん担当。そこへの不満もなくはないが、「話し合いを求めて喧嘩になるのがもう疲れたから、これでいい」とあきらめているそうだ。

 自由時間を「キラキラ」でなく「ダラダラ」に使う生活。女性誌では(広告にもならないし)紹介しづらいかもしれないが、積極的に推奨していきたい。

夫の帰宅は22時以降が大半。キラキラ輝くママのワンオペ時間割に対抗して「輝かない頑張らないママの時間割」公開

 発売中の「CHANT」(主婦と生活社)1月号が組んでいる大規模特集、「子どもが成長すれば働くママの時間割はこう変わる!」が読み応えがあるものでした。子…

ウェジー 2016.12.26

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